Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2023.10.31

ブラジリアンベンチ

 
Know the "New " - Brazilian × Danish modernism -
新しいなにかを知る。
それは私たちにとって、
生活を豊かにするキーポイントです。 
毎秋、Lloyd's Design Weekとして発信される企画展。
今年はヴィンテージ家具を通して、
新たなことを知る楽しみを提供したい、
という想いを念頭に、
Know the "New " をテーマに掲げ展開します。
 
 
さて今回は、ロイズでは初となるブラジルヴィンテージより
およそ1960年代の「ブラジリアンベンチ」をご紹介いたします。
 
 
こちらのベンチは光沢が美しいことで知られている、
ペロバ材が使用されており、そのなめらかな木肌に思わず見惚れてしまいます。
 
 
 
ブラジルは当時の時代背景から、
ヨーロッパモダンに強く影響されています。
このベンチもまた、綺麗な曲線が施された座面から
モダニズムの要素を感じ取ることができます。
 
 
 
しかし、ヨーロッパモダンに強く影響されたと言っても、
全く同じようなモダニズムが表現されていたわけではありません。
ヨーロッパでは人体構造を元に、家具などを作るため
モジュールを意識したプロダクトが多いのです。
一方で、ブラジルは素材となる木から
デザインに取り掛かっているものが多数あります。
 
 
 
こちらのベンチも脚や幕板に用いられた大胆な角材が、
木材の美しさをより一層引き立てています。
 
 
 
ヨーロッパの繊細なディテールとは違った
大胆にも木材の美しさを余すことなく引出したブラジルモダン、
ぜひお楽しみください。
 
 
会期: 10月20日(金) - 11月5日(日)
会場:ロイズ・アンティークス 青山/ロイズ・アンティークス エゴイスト
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