1898年、コペンハーゲンに生まれたモーエンス・コッホ。デンマークデザインの父と呼ばれるコーア・クリントの下でデザインを学び、その後彼の事務所でアシスタントとしても働きます。人間工学に基づくデザインを提唱したコーア・クリントの教えをベースにし、モジュラー式のシステムユニットをデザインしました。機能性に基づいたアプローチは、実に洗練されたビジュアルであり、整然と並ぶ計算された収納のレイアウトは、まさに機能美と呼ぶに相応しい仕上がりです。実用性に重きをおいた彼のデザインらしく、いざ使用してみることで更に深くにある製作の意図を体感する事が出来るでしょう。普遍的な美しさに満ち溢れた、北欧家具のマスターピースの一つです。

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