1910年代(推定)にイギリスで制作されたエドウォーディアンチェア。繊細で優雅なフォルムと、マホガニー材が放つ深みのある木肌の美しさが、現代の空間にも上品で落ち着いた雰囲気を添えてくれます。この時代はアール・ヌーヴォーの影響を色濃く受け、背もたれやフレームには華やかで緻密な彫刻が施されています。過剰さを避けつつも、英国らしい気品を漂わせる意匠は、職人の高い技術と時代の美意識を感じさせます。コンパクトなサイズ設計は、日本の住空間や体格にも馴染みやすく、ダイニングや書斎、玄関先など幅広い場所で活躍します。細くすらりと伸びる脚部は軽やかで、空間に圧迫感を与えることなく、洗練された佇まいを演出します。アンティークならではの存在感と歴史をまといながら、現代インテリアにも自然に溶け込む一脚。長く寄り添い、日々の暮らしにクラシカルな彩りを添えてくれることでしょう。

【ファブリック】
上品な光沢のある艷やかなベルベット生地を使用。毛並みによる、なめらかな肌触りを感じていただけます。また発色の良さも魅力の一つです。生地と中材は国内で張替えています。

その他のEdwardian | エドウォーディアンの家具もあわせてご覧ください。