1910年代(推定)イギリス製のエドウォーディアンミュージックキャビネット。当時の上流階級の音楽への愛着を象徴するこの家具は、マホガニー材が持つきめ細やかな杢目と、丁寧に磨き上げられた深い光沢が魅力です。エドウォーディアン特有の繊細ですっきりとした印象のシルエットは、過度な装飾を避け、素材の美しさを際立たせています。細く優雅なカブリオールレッグと、下段棚のブラス製の柵が、エレガントな佇まいを一層際立てます。内部の棚板には楽譜を寝かせて収納できるよう工夫が施されており、その扉を開くと、当時の暮らしの豊かさが垣間見えます。時を経てきたマホガニー材の深い味わいは、現代の空間にも格調高い雰囲気をもたらします。リビングや書斎で、大切なコレクションを収めてみてはいかがでしょうか。

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