現在イギリスアンティーク市場で最も希少で人気のテーブルと言えば、フランス製のチェリーテーブルと答えます。1800年～1880年にかけてフランスで流行したブラックチェリーやポプラ、カンファー、フレンチウォルナットなどの赤褐色のテーブルは、”木”本来の良さとヨーロッパ文化における経年劣化＝変化を楽しむ事で今も愛されています。チェリーウッドや無垢のウォルナットなど、このタイプの木材はある程度まで色が濃くなると独特の美しい艶を発することで古くから重宝されています。ネコ脚の曲線の美しいテーブル、英国漂う彫刻バーリーツイストなどイギリスのアンティークとは一線を画し、一部のアンティークディーラー内では根強い人気を誇ります。デザインがシンプルなだけに、質感こそ商品の価値と感じてしまいます。今後使い込む事で更に素敵なパティーナ（経年艶）を楽しむことができるでしょう。

その他のFrench | フレンチアンティークの商品もあわせてご覧ください。