今年で創業33周年を迎えた我々、ロイズ・アンティークス。
この機会にと、ロイズがアンティークというものを通して
抱き続けてきた想いや、追い求めきたスタイルなどについて、
ロイズの核を成す様々なテーマワードをアルファベットAtoZの26字を頭文字に
なぞらえて書き記した『ARTBOOK “This is Lloyd’s Antiques”』を作成しました。
そのスタートはもちろん、「A is for Antique」。
我々の最も大事なファクターであり、存在の中心である【Antique】から始まります。
ロイズ・アンティークスが【Antique】を介して届けたいものとは一体何でしょう。
それこそが我々にとっての命題であり、使命としてあり続けているテーマです。
アンティーク家具を選択する最たる要因は、つまるところ「空気感」だったりするのかもしれません。
経年によって育まれたあの何とも言い難い風合い。時には優雅に。時には素朴に。時には堂々と。時には親しみやすく。
そんな様々な表情を内包するに至るまでに着重ねてきた、その時々の空気のベールに惹かれるのでしょう。
そうして出会う家具たちは、当時の職人の手によって生み出された唯一無二のデザインをたずさえ、
そうしていつかの誰かの手の中で大切にされ、そうして今度は皆様のもとで大切にされ、日々手をかけて磨き、修復しながら使ってもらうことで、また新たにこの先の100年を生きてゆきます。故に彼らは本当に豊かで確かな個性を輝かせるのです。
ロイズが目指したのは、そんな豊かなアンティーク家具をもって独自の、唯一の、スタイルを表現すること。
ただアンティーク家具を扱うショップとしてではなく、様々なコンテンツを取り入れ、変化を繰り返すニーズに対応した、
それでいて変わることのない、ロイズならではのスタイルです。
そうして形作ってきたスタイルをもって、少しでも多くの人たちのライフを豊かにしていきたい、、、、
長い時に鞣された家具の放つ深い光沢や芳醇な空気感、一つ一つストーリーを刻んだアンティークが、
皆様のライフスタイルを豊かなものにするのに欠かせないものになることが、我々の夢でございます。
そんな風にアンティークというものを通じてたくさんの方々と想いを共有することができたなら幸いなのです。
今回この一文字目を飾る【Antique】を表現する表紙に選んだのは、新しい一日を迎えた朝に広がる雄大な空。
様々な可能性を秘めた一点物のアンティークの豊かさを、同じ姿を描くことはない空模様へと繋いでみました。
実を言うと、引き継がれてきたものの象徴として「森」にすべきだったのではという意見があったのですが、
やはりここは、これから先の未来の象徴として「空」を選んだのです。是非とも次の空までご一緒致しましょう。
以上が「A is for Antique」のテーマに織り込んだ想いです。
今回のテーマ【Antique】は、続いての【Art】とも切り離せない関係です。
ロイズがArtに込めた想いとは。
次週のJournalをお楽しみに。







