とある日。
いつものようにたくさんの家具がロイズ・アンティークス玉川に入荷いたしました。
1つ1つ丁寧に家具の点検をしていたところ、
一点のドレッサーから不思議なものを発見いたしました。
それがこちらです。
コインのようなものと釘でしょうか。
よく見てみましょう。
表面には、男性が描かれており、上部にCOLUMBIAと書かれています。
裏面には、女性が椅子のようなものに座っていますね。
左手にはなにか持っているようです。
調べてみると、こちらのコインは1820年から1830年に製造された硬貨だそうです。
まさか、100年前のドレッサーに200年前のコインがあるとは、
私達も驚きです。
こちらのコインは、穴が空いているので
おそらくネックレスやブレスレットに使われていたと思われますが、
当時のデザインがそのまま残っていることに感動してしまいました。
裏面の女性が座っているものは、
ファージングと呼ばれる当時の自転車ということはわかりました。
もしこのブログを読んだ方で、お詳しい方がいらっしゃいましたら
ぜひ教えて下さい。
それでは、そのコインが見つかったドレッサーを見てみましょう。
3段の抽斗のデザインは、素朴なオークによく合う創りになっています。
色味も少しずつ違い、飾らない美しさが楽しめます。
しかし、天板の艶感は、マホガニーやウォルナットに負けません。
オークでも高級感を味わえるのは、100年の歴史が物語っているようです。
脚元を見てみましょう。
実は、前と後でデザインが違います。
前脚は、バルボスレッグに近い創りでアンティークらしく。
後ろ脚は、すっきりとしたデザイン。
壁につけたとき、隙間がなく無駄な空間を作らずに置けるのは便利ですね。
細部のデザインもぜひ楽しんで見て頂ければと思います。
もしアンティークを購入した際は、
100年後に出会う人に向けて
なにか隠しておくと良いかもしれませんね。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
《ロイズ・アンティークス玉川》
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-17-1
玉川高島屋S・C南館6F
TEL 03-5716-2950
営業時間 10:00 – 20:00









