1960年代(推定)、ブラジルヴィンテージのデスクです。ブラジルを原産とする木材、「CAVIUNA」は、堅く、重さのある木材であり、黒く浮かび上がる杢目が特徴です。どこか素朴さを感じられ、その雰囲気はこのデスクの印象を形成する要素の多くを占めます。そんな木材をベースにデザインされたディテールは、「飾り気」を排除し、生活の中で使用する「道具」としてのアプローチを色濃く感じられます。そのような中にも、取手を感じさせない引き出しや、天板を支える支柱のデザインなど、決して淡白とはかけ離れた趣深い雰囲気を感じられます。さらにキャラクター性を強調するホワイトのフォーマイカーの素材感は、木材と極めてマッチしており、色、ディテール、そして質感を含めて、個性溢れるプロダクトとして、ヴィンテージの魅力を伝えてくれる事でしょう。