Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2022.08.06

European "POP"

ファッションや、音楽、プロダクトデザインにおいて、
現代に到るまで大きな影響力を示すミッドセンチュリーと呼ばれる時代。
デザインを具現化する工業の発達も相まって、
実に幅広いプロダクトが生み出されました。
  
家具の分野においても、とても大きな意味を持つ当時のデザインが、
「レトロモダン」「ポストモダン」等とも表現され、
ヴィンテージの魅力が存分に詰まったカテゴリーとなっております。
 
今回、ご紹介するこちらのチェアもまさにその様な表現に相応しいデザイン。
 
 
 
 
英国のイームズと例えられる、
ロビン・デイによってデザインされたスタッキングチェアです。
 
 
 
 
ポリプロピレンにて形成されたアイコニックなシートが
とても軽快な雰囲気でありながら、
クロームの脚部との対比が素晴らしくマッチしております。
 
 
 
 
耐久性がありながらながらも、軽量で扱い易いことから、公共施設などで多く導入され、
彼のベストセラーと呼ばれるプロダクトの一つになりました。
 
 
 
 
こちらの個体は、英国の家具メーカー「hille」によって作製されており、
シート裏にはホールマークがしっかりと残っております。
 
 
 
経年変化も大変良く、使い込んでいくことで生まれるダメージ等も、
個性として光る事でしょう。
 
そしてなんとも言えないブルーの色調は、様々な空間においてアクセントカラーとして存在感を示してくれそうです。
 
 
 
そんなチェアと同空間には、
イタリアヴィンテージのこちらのサイドボードを。
 
 
シンプルなフォルムに、オリジナルペイントのホワイトの扉。
 
 
そしてルーバー状の引き出しと、
こちらもレトロさとモダンな雰囲気が相まみえるデザインです。
 
 
金属の取手も良いポイントになっていますね。
 
 
 
デザイン面はもちろんのこと、大容量の収納で、
収納家具としても申し分ありません。
 
 
イタリアらしい、遊び心とエッジの効いたデザインのサイドボードですね。
先程のチェアと、ポップなインテリアアクセサリーを合わせれば、
ヨーロピアンポップな空間の完成です。
 
 
用いられている素材も、ガラスやアイアンなど、
様々な要素を取り入れることで、コーディネートの幅も広がることでしょう。
 
 
是非、それぞれの国のスタイルや、個性を感じながら、
POPなヴィンテージ家具のコーディネートをお愉しみ下さい。
 
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