Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2023.04.16

Cutting line.

無数のデザインが存在するヴィンテージ家具。

一点ものの家具との出会いは、同時にデザインとの出会いでもあります。

それらの描く輪郭は、直線や曲線、そして流線型といったワードでは表現できないアウトラインを生み出し、

私達はそのデザインに魅了されていくのです。

今回ご紹介する2つのプロダクトもその例外でなく、

ヴィンテージ家具の楽しさや興味深さを現代まで伝えてくれているものです。

 

 

 

現代の瞬間に対応するだけでなく、デザインの未来を見据えた美学を生み出した、

MARIO ASNAGOが手掛けたダイニングチェア

彼と言えばClaudio Venderと共に作製した「モカチェア」が有名ですが、こちらもまた知名な一点です。

 

 

彼のデザインは、ミニマリズムの精神と当時の美学の融合を表現したデザインが特徴であり、

こちらのチェアもまさにそのような要素が集約された、実にモダンなアイテムと言えます。

 

 

どの角度から見ても、美しいアウトラインに魅了されます。

 

 

 

 

すっきりとした美しいラインを描くデザインは、

洗練されいると同時に、

 

 

 

所々に配置された、あえて「見せる」金属のパーツなど、

実に興味をそそられる要素が多くあります。

 

 

 

スタイリッシュな脚元は、

イタリアモダンデザインのアイコン的な要素であり、現代のプロダクトにも通ずるポイントとも言えます。

 

 

 

 

このような魅力の詰まったチェアに合わせるのは、

同時代に作製されたとされる ミラートップテーブル

 

 

ミラーとウッド、異素材の組み合わせによるファッショナブルなデザイン。

ミラートップでよりキャラクターが際立ちます。

 

 

 

曲線と直線が重なり合い、
美しいバランスを生み出します。

 

 

 
エッジの効いたスタイリッシュな脚元が大変美しい佇まい。
一つのアートデザインのような逸品です。

 

 

 

チェアとテーブル、二つの美しい造形が生み出す贅沢な組み合わせを、
是非、お楽しみください。

 

 

 



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