Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2026.05.26

Brazilian Vintage

 

春もあっという間に過ぎ去り、季節の移り変わりの速さには驚かされます。

まさに、光陰矢の如しですね。

そんな季節の移り変わりには部屋の模様替えをしたくなるものです。

とういうことで、今回は青山スタッフオススメのスペシャルなチェアのご紹介です。





直線的でボックスライクなデザインで、かなり印象的な一脚。

こちらはブラジルのミッドセンチュリー・モダニズムを代表するデザイナー、

セルジオ・ロドリゲス(Sergio Rodrigues)によってデザインされた

「Kiko Armchair(キコ・アームチェア)」です。

 

 

このチェアは、単なる一般向けの家具ではなく、明確な目的を持って誕生しました。

1964年、ブラジルの新首都ブラジリアに建設された

イタマラチ宮殿(Palácio do Itamaraty:ブラジル外務省本庁舎)のためにデザインされたものです。

イタマラチ宮殿は、ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイヤーが設計を手がけた名建築です。

セルジオ・ロドリゲスは、その宮殿の執務室などに置くためのデスク用・オフィス用家具のシリーズを依頼され、快適性とエレガンスを兼ね備えたこの「Kiko」を生み出しました。




 

宮殿の設計者オスカー・ニーマイヤーの建築は、無機質で雄大なコンクリート建築でした。

ニーマイヤーは、「冷たくて硬い建築の中には、温かくて人間味のある家具が必要だ」と考え、ロドリゲスをインテリアの相棒として指名しました。

Kikoチェアの少しぽってりとしたレザーのクッションや温かい木の質感は、意図的に「建築の冷たさを中和する」ためのスパイスだったのです。

 

 

直線的で堅牢な木製フレームに対して、座面と背もたれには程よい傾斜と厚みを持たせています。

落ち着いたオリーブ・カーキグリーンのレザーの張地と木肌のコントラストが、

ロドリゲス特有の「重厚でありながらリラックスできる」温かいモダンデザインを見事に表現しています。

 

 

空間の違和感を調和してくれるような痒い所に手が届くアイテム。

ロドリゲスのイズムとブラジル特有のおおらかさと情熱が詰まった一脚です。

市場に出回る数が少ない大変希少なコレクターズピースでもあります。

ぜひ一度、店頭でお試しになってみて下さい。


"I wanted to design a piece of furniture that would allow a person to take off their shoes, unbutton their collar and just relax."

(靴を脱ぎ、シャツの襟を外し、ただひたすらリラックスできる家具をデザインしたかったんだ。)

- Sergio Rodrigues -

 

《ロイズ・アンティークス 青山》
東京都渋谷区神宮前3-1-30
Tel 03-5413-3666
Mail aoyama@lloyds-antiques.com

 

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