






















ブックケースの底面には、
「下駄」を設置し、床面への傷などをケアします。
こちらでは、ステンドグラスを止めてる押し縁から、
数ミリ釘が出ていたので、再度止め直し。
通常の仕様には全く問題の無い箇所ですが、
より高い完成度を求める為、
細かな箇所まで抜かり無くチェック→修復を行っていきます。
棚板のバランス調整は、
木っ端を設置する場合もあれば、
板自体を彫り込む場合もあります。
棚受けにラバーのシールなどを張れば、
簡単に調整出来ますが、
根本的な解決になっておりません。
末永く、お使い頂けるよう、
家具の構造から解決させていきます。
こうして、修復された家具達が、
店舗へ移送されていくのです。
100年前に作製された家具が、
アンティークとなって現代まで存在している理由。
その背景には、末永い使用を考えられた構造と、
レストアラーの高い技術が隠されているのでした。
また、6/12(日)には、ロイズ・アンティークスウエアハウスにて、
弊社レストアラーによる、アンティーク、ヴィンテージ家具の修復作業を
ご覧いただける催しを予定しております。
日々のお手入れから、使用に対するお悩み、家具の構造等、
実演を交えながらご説明させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
※詳細は店頭スタッフへお問い合わせ下さい。
"Antique=Sustainable"ジャーナル。
最終回である次回は6/12(日)配信予定。
テーマは「英国におけるサステナブルと、アンティークの在り方」です。
是非、ご覧くださいませ。