本日はチェストをご紹介。主にその昔は衣類の収納として使用されていた家具。今回は同じチェストでも素材が異なる二つのチェストをご紹介します。
まずは画面右に写っていたマホガニー素材の小ぶりなチェストをご紹介。
引き出しが3段と天板の下に隠し天板があるとても気のきいたこのチェスト。
ちょっとした時にこんな天板がすっと出でくると日常とても便利ですよね。
写真では分かりづらいかもしれませんが、フロント部分がまっすぐではなく、アール形状にカーブしているデザイン。
お部屋に奥行きがうまれ立体的な印象を与えてくれます。
脚部分もフロントの曲線同様にアール形状を主体としたデザインとなっていますね。
引き出しは全段鍵付き。
もちろん可動できるように修復しているので、大切なものをしまう時は便利かもしれません。
次はオーク材のチェストをご紹介します。
マホガニーは繊細な印象を与えてくれますが、オーク材は素材のもつ雰囲気でしょうか、力強さを与えてくれます。
注目はいたるところにありますが、まずはこの天板にあしらわれたモールディングではないでしょうか。
オーク材は非常に堅い木材の為このような細かな装飾はあまり見かけません。当時の職人さんの思いが伝わってきます。
また、このつくりの側面も珍しいです。小ぶりなチェストの側面にはあまり細工は入れませんが、縁取りをして横からみたときの立体感が出るように額をはめたような造りをしています。
引き出しのなかも綺麗で中央には支え木があり強度もあります。
このオーク材のチェストの魅力はこの脚にもあります。初めてみたデザインの脚ですが、当時の人がビスポークで職人に作ってもらったものでしょうか。
シンプルなデザインの多いチェストでは珍しい遊び心がつまったつま先は愛らしく思えてきてしまいます。
二つのチェストを今回はご紹介しましたが、皆さんはどちらがお好みでしたか?
その他にも様々なチェストもありますが、二つを見比べるだけでもそれぞれに個性があるのは古いモノならでは。
当時の職人さん達の思いを想像しながら家具を見るのも楽しいかもしれませんね。
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- ボウフロントチェスト
- NI011066
- W690 D470 H750
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本体価格 ¥158,000
(税込 ¥170,640)
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- チェスト
- NI001073
- W930 D460 H810
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本体価格 ¥158,000
(税込 ¥170,640)









