Journal ロイズ・アンティークス 日本橋三越 2014.04.29 今さら聞けない! 「THONET」についてすべて教えます 盛り上がっておりますベントウッドブログ! ロイズ・アンティークス日本橋三越ではベントウッドチェア(曲げ木椅子)において最大のメーカーであるTHONETについてご紹介します。 THONETの設立者はドイツのボナパルトに生まれたミヒャエル・トーネット。 彼ははじめて曲げ木椅子の量産、普及に成功した第一人者です。 1843年、パレ・リヒテンシュテイン宮殿における仕事で曲げ木椅子第一号が誕生しました。 1849年、トーネットはその後の彼の運命を変える 「カフェ・ダウム」のオーナーであるダウム夫人と出会います。 カフェ・ダウムは当時の社交場だったようですね! そこには4番目の曲げ木椅子が納品されました。 後にこの椅子は「No.4」と呼ばれ、別名「ダウムの椅子」としても有名です。 1851年に第一回ロンドン万国博に出品し、銅賞を受賞。 こちらはその時に受賞した作品です。 1853年には社名を「ミヒャエル・トーネット商会」から「ゲブルダー・トーネット商会」に変更。 ゲブルダーとは「兄弟」という意味であり、トーネットは息子たちに経営をまかせるなど、家族思いの方だったようですね。 1859年にはTHONET社、最大のヒット作である「No.14」が発売されました。 「No.14」発売当初のポスターです。 ポスターと言えば、ただいまロイズ・アンティークスでは5月6日(火)までの期間中、ベントウッドアイテムをご購入の方先着150名様にスペシャルポスターをプレゼントしております! こちらのポスターには、上部に受賞したメダルの図と各工場や支店の所在地が示されています。 THONETコレクターの方には嬉しいプレゼントですよ! これまで長いTHONETの歴史を辿ってきた中でTHONETの椅子も様々なその時代の様式の影響を受けてきています。 装飾が少なく、滑らかな曲線が特徴のビーダーマイヤー様式 その後、ゴシック様式や複雑な装飾のバロック様式 装飾や女性的な曲線が特徴のロココ様式。 先程紹介した曲げ木椅子第一号はロココ調なんですよ! 次に、ベントウッドチェアは座面の模様が目を惹きますがTHONETではこの模様を「インタルシア」と呼んでいます。 そのインタルシアもまた時代の様式に影響されたデザインだそうです。 余談ですが、世界的に有名な建築家であるル・コルビュジェのアトリエにもTHONETのチェアが置かれているようです。 また、映画ではオードリー・ヘップバーンの作品にも使われていましたよ! そういった著名な方々にも多大なる影響を与えたTHONETをぜひこの機会にご覧下さいませ! ロイズ・アンティークス日本橋三越には、たくさんのベントウッドチェアが入荷しております。 お見逃しのないよう、ぜひお早めに店頭にお越し下さいませ。 そして、各店による「ベントウッドブログ」はまだまだ続きます! 次回のブログでは、ロイズ・アンティークス倉庫・ファクトリーのスタッフが お勧めベントウッドアイテムを紹介してくれます。 それでは倉庫・ファクトリーの皆さんよろしくお願いします! Tags: Back to Index