
Thonet | トーネット
THONET(トーネット)は、ドイツ出身の家具職人ミヒャエル・トーネット(Michael Thonet、1796–1871)が1830年代にスチームベンディング技術を確立し、1853年にウィーンで法人化した家具メーカーです。蒸気で柔らかくしたブナ材を金型で曲げて成形するこの技術は、それまでの家具製造を根本から変え、軽量・堅牢・量産可能なベントウッド家具という新しいカテゴリを生み出しました。1859年に完成したNo.14チェアは、わずか6つのパーツと36本のネジで組み立てられるシンプルな構造で、20世紀初頭までに5,000万脚以上が生産されたとされ、世界で最も多く生産された椅子のひとつです。
特許が失効した1869年以降、J&J KOHNやFISCHELなど多くの競合が参入するなか、THONETは品質と技術革新で優位性を保ち続けました。20世紀に入るとバウハウスのMarcel BreuerやLudwig Mies van der Roheとも協働し、スチールパイプ家具へと展開。Le CorbusierはNo.14チェアを「最も洗練された椅子」と評したことでも知られています。1922年にMundus-Kohnを吸収統合し、現在も「Thonet」ブランドとして継続しています。
ロイズでは英国現地での買い付けに加え、現地での修復作業も行った上で日本へ輸入しています。また国内にも自社工房を構え、お届け後のメンテナンスや修復にも対応しています。THONETのヴィンテージチェアを、長く安心してお使いいただける状態でお届けします。
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