”HYGGE”
時間の過ごし方や心の持ち方を表す言葉。
日本語でぴったりの言葉を見つける事は難しいですが、「大切な家族や親しい友人知人とともに豊かな空間で豊かな時間を過ごす」といった意味合いになります。
その素敵な時間を過ごすお客様宅へ、お邪魔させていただきました。
素敵なドアから迎えてくださったS様のお家は、信頼おける知人建築家に6-7年前に依頼。
当日はあいにくの天気で見えませんでしたが、キッチンから見える窓辺には富士山が見えるように設計された注文住宅。
月日をかけて、隅々にわたる要望を相談する中において『北欧』のキーワードは外せなかったとのこと。
天井高ある天窓から降り注ぐひかりを受ける玄関。
土地柄をうまく使うことで玄関は2Fとなり、吹き抜ける空間が広がります。
夏になれば、天窓を開口することで自然な風がお家の中を駆け巡るそうです。
3メートルは優位に超える入り口の建具は、工務店の巧みな技法。
傾斜する屋根を取り入れることで、お部屋の中も開放的です。
Louis Poulsen(ルイスポールセン)
「MOSER モザ―」
Louis Poulsen(ルイスポールセン)
「Toldbod トルボー」
天井も拘るなら、もちろん床も拘りたい。
日本人は裸足で過ごすため、心地良い反発力も感じるコルク仕上げに。
隅々まで素敵に考えられた家に、北欧ビンテージ家具を迎え入れることにしました。
パイン材そしてオーク材を組み合わせた60S推定の珍しいシェルフ。
もともとこの家にあったのではと思うぐらい、すでに馴染んでいます。
そして、奥の部屋にも北欧家具がたくさんあります。
家具との出逢いは突然です。
見つけようとしても見つからない。
そんな運命に引き寄せられフロアランプ、
ドレッサーにスツール。
そして、収納たっぷりなチェスト。
マイホームに、マイファニチャー。
どこを見渡しても自分の好きな空間があることは、この上ない幸せです。
家族との団らん、友人を招いてお食事会など豊かな時間を過ごすことのできる空間が家にある。
そんな当たり前な感覚を感じることのできる”HYGGE”な自宅でした。
ついつい長時間の滞在をしてしまいましたが、S様貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。














