Lloyd’s Antiques

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センスバイ ロイズ・アンティークス 新宿伊勢丹 2023.05.23

一方その頃日本では…

ロイズ・アンティークスのHPには、
数多くのアンティーク家具がご覧いただけます。


そこには、お値段やサイズだけでなく
制作された国や、年代(推定)、材質まで記載されています。

【1930年代(推定)にイギリスで制作された】
と聞いて、100年くらい前の物なのか、と考えますが、
1930年代がどのような時代であったのかはピンきません。

本日は、「一方その頃、日本では…」を合言葉に
ヨーロッパ諸国と日本の時代を見ていきましょう。

【1880年代】




イギリス ヴィクトリア朝
ヴィクトリア女王が統治した時代。
産業革命による経済の発展が成熟に達した
イギリス帝国の絶頂期であると言われています。

日本    明治時代
伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任した時代。
大日本帝国憲法が配布され、
天皇中心の国造りを本格的にスタートさせました。

【1910年代】


イギリス エドワード朝
1900年~1910年までは、エドワード7世が、
1910年~1937年までは、
エドワード7世の第二王子として生まれた
ジョージ5世が王様として国をまとめていました。
そして、第一次世界大戦(1914)が勃発した時代。
日英同盟が締結され、日本との関係は強化されました。

日本 
明治時代
農業中心から工業中心へと変わろうとしていた時代。
自動車は実験段階で、街には路面電車や人力車が行き交っていました。
生活雑貨は、竹や木でできたものが多く、
竹細工職人が全国に数多く存在していたそうです。


【1930年代】


イギリス ジョージ朝
都市を中心に住宅建築ブームが起きた事で
家具に対する需要が増え、数多くの家具が制作された時代。
映画『英国王のスピーチ』もこの時代を舞台としています。

日本 
昭和時代(前半)
東京や大阪では地下鉄が開通し、電気ガス水道も引かれ、
生活が便利になってきた時代。
長屋という部屋がひと続きになっている家が多く、
寝るのも食べるのも同じ部屋でした。
そのため、食事に使うちゃぶ台は、
寝るときには脚を畳んでしまっていたそう。


【197
0年代】

イギリス エリザベス朝
労使紛争の多さと経済成長不振が重なり、
他のヨーロッパ諸国から「ヨーロッパの病人」と呼ばれていた時代。

一階にガレージが組み込まれ、大抵3階建ての家が多く建てられ
今流行のDIYが盛んに行われていました。
このころのインテリア雑誌を見てみると、
とにかく柄が多く用いられ、床も壁も派手な柄で埋め尽くされていました。

北欧のシンプルなデザインを取り入れたデザイナーが登場し、
少しずつモダンな家具も増えていったそう。

日本 
昭和時代(後半)
高度成長期と呼ばれる時代。
白黒テレビが多く、カラーテレビを持っている家は30%ほどでした。
家の中は、まだまだ畳の生活が主流で
ちゃぶ台を囲んで食事をしていました。
ハンバーグやオムライスが登場したのもこの時代。



1880年代から、1970年代までのイギリスと日本を
比較してみましたがイメージ通りでしたでしょうか。


様々な年代のアイテムを扱うロイズだからこそ、
どんな時代であったかを想像しながら店内を見て回るのも
新しい楽しみ方だと思います。


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