皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
「どんな方に大切にされてきたのだろうか」
「どんなお部屋で過ごしていたのだろうか」
アンティーク家具がお好きな方は、
家具の歴史に想像を膨らまし、
心を踊らせた経験があるのではないかと思います。

私は最近、アンティーク家具の声をよく聞いています。
「家具の気持ち」を考えたり、名前をつけると
愛着が湧くものです。
今回は、こちらのサイドボードをご紹介します。

脚のデザインから、
一見イタリアで制作された様に見えますが
実は、イギリスで1960年(推定)に誕生しました。
天板や、左右の観音扉は
滑らかな曲線を描きながらカットされ、
【シンプル】の一言だけでは片付けることが出来ません。


収納力が、とても魅力的です。
以前のジャーナルで、クラシックのサイドボードをご紹介しましたが、
中の構造が異なるので是非見比べて頂きたいですね。

1番上の抽斗には、仕切りが存在し、
リビングでは文房具やリモコン、寝室ではアクセサリー、
玄関では鍵等など、様々な場所で活躍します。
「どのお部屋でも心地よい空間となりますように」
そんなサイドボードの気持ちが伝わってきます。


すっきりとしたシルエット、真鍮の脚先は
横から見てもかっこよく、飽きが来ません。

皆さまのお家にある家具は、どんな気持ちなのでしょうか。
多くの人に大切にされてきアンティーク家具は
いろんな景色を見てきたことでしょう。
是非、お店にいらした際には家具の気持ちを
想像してみてはいかがでしょうか。
隣の家具とお話をしているのかもしれないですね。