Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 日本橋三越 2026.07.08

楽譜のための家具、ミュージックキャビネット

このキャビネットには、5段の引き出しがあります。書類や小物のためではなく、 

  もともとは楽譜を収納するために作られたものです。

19世紀後半のイギリスでは、中産階級の家庭にピアノが広く普及しました。

家族で歌い、演奏する時間が、日常の楽しみとして定着した時代です。

楽譜は薄く、かさばりやすく、丸めたり折ったりすると傷んでしまいます。

この課題に応えたのが、浅く広い引き出しを重ねたミュージックキャビネット。

1段ずつ楽譜を平らに保管でき、必要な曲をすぐに取り出せる設計です。

ピアノの脇に置かれ、演奏する人の手の届く場所にあるのが定位置でした。

 

このキャビネットには、当時ヨーロッパ全土を席巻していたアール・ヌーヴォーの影響が見られます。

直線的で堅苦しいヴィクトリア朝の家具から一歩離れ、植物のような有機的な曲線を取り入れたスタイルです。

 

   
ホームページにて気になるアイテムが見つかりましたら
お気軽にお問い合わせくださいませ。
 
〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店本館5階
TEL:03-3274-7957
Mail:nihonbashi@lloyds-antiques.com
LINE:登録はこちらから
Tags: