Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 青山 2026.03.03

マットソンが視た未来

建築家、作家、そしてデザイナーとしても活躍し、

スカンジナビアデザインに多大なる影響を与えた

世界で最も優れた家具デザイナーの1人、Bruno Mathsson (ブルーノ・マットソン)。

今回は彼のデザインした名作の一つ、「Jetson」についてご紹介致します。

 

Buruno mathson jetson イージーチェア(QM008114)

 

この椅子がデザインされた1969年は、アポロ11号が月面着陸を果たし、

世界中が宇宙開発の熱狂に胸を躍らせ、未来に憧れを抱いていた時代でした。

その名の由来も、当時アメリカで人気を博していたアニメ

『宇宙家族ジェットソン(The Jetsons)』から取られたと言われています。

 

 

マットソンが視た未来の生活。

その生活の一部として描かれたのがこのJetsonなのです。

「座ることのメカニズム」という研究テーマを掲げ、スウェーデンのDUX社と

タッグを組み、研究開発にかなりの時間を費やしたマットソン。

実際に、雪の吹き溜まりに座ってみて、その跡を観察し、研究したこともあったそう。

体のラインに沿ってくれるボウル型シート。回転式という設計。

そして、デザインを損なわないようにあしらわれたヘッドレストも魅力です。

座ってみると、かなりストレスフリーな体験ができます。

 

 

そして素材感の巧妙な組み合わせ。

この個体は1980年代のプロダクトなので、レザーも白眉の雰囲気漂います。

クロムメッキのベースとのコントラストも美しいです。

機能性を失わず、見た目の美しさを追求するマットソンの哲学が、

細部にも宿っているのが散見できます。

是非店頭で座ってみてマットソンのイズムを感じてみてください。

 

 

「快適な椅子は芸術だが、椅子は芸術であるべきではない」

-Bruno Mathsson-

 

 

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