Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2024.04.14

Post Modern Style.

インテリアデザインのみならず、
実に多くのプロダクトが生み出された1940~1960年代のイタリア。
 
工業の発展も相まって、
それまで再現する事が困難であったスタイルなどの製品化が現実のものとなり、
一層デザインの領域が広がった時期でもありました。
 
 
当時の最新であったデザインは、年月を経て、
どこかレトロさを纏いつつも、
現代においても私達に新たな発見をもたらしてくれます。
 
 
今回は3月末に日本に到着した、
新着のイタリアヴィンテージをご紹介致します。
 
 
まずは、直線的なディテールに、
全面のアートのようなデザインがキャッチーなヴィンテージカウンターです。
 
 
スタイリシュな要素と、
どこか懐かしい雰囲気が混在したディテールは、まさにイタリアモダンならではの存在感。
 
 
飴色のウッドカラーに、ホワイトに塗装された天板、
そして前面のブルーを基調としたカラーリング。
 
 
すべての「色の」の要素が絶妙なバランスで取り入れられており、
ハイクオリティなデザインと言えるでしょう。
 
どこか建築的な雰囲気さえ感じる佇まいを支える脚部には、
ブラックに塗装されたアイアンのフレームを使用。
 
 
ミックスされたマテリアルの構成も、家具のキャラクター性を際立たせる大きなポイント。
ウッドとのコントラストが抜群です。
 
 
機能面としても、背面は大きな開口となっており、
使用用途に合わせて様々なアレンジが可能。
 
 
立ってのアプローチはもちろんの事、高めのスツールを合わせればキッチンカウンターとしてもご使用頂けそうです。
 ショップユースはもちろんの事、ホームユースとしても抜群の存在感を誇ってくれることでしょう。
 
 
 
次にご紹介するのはこちらのスツール。
 
 
1960年代(推定)のプロダクトです。
 この時期のイタリアヴィンテージは、時に「スペーシー」「ニューエイジ」と言った言葉にて表現される事があります。
 
 
まさに、その印象を再現したかのようなこちらのスツールは、プラスチックのフレームが作り出す造形が美しい一脚。
 
 
プラスチックならではの経年変化も良く、無機質で工業的な素材でありながら、時間を経てきた「深み」を感じ、
他の素材にはない、キャラクター性を発揮していると言えるでしょう。
 
 
 
フレームの印象を損なわないよう、光沢のあるドット柄の生地で張替えを行いました。
 
 
自由なデザインへのアプローチとそれを現実のものとしていった工業の発展。
それらが生み出したイタリアヴィンテージの魅力を存分にお楽しみ頂ければ幸いです。
 
 
また、4/20(土)より、ロイズ・アンティークス青山、ロイズ・アンティークスEGOISTにて、
イタリアヴィンテージにフォーカスをしたエキシビションを開催致します。
 
是非、ヴィンテージ家具の魅力をお楽しみ下さい。
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