Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2025.05.25

Lounge Style.

季節外れの初夏を思わせる日が度々訪れるこの頃ですが、

同時に梅雨の気配を感じる気候も増えてきました。

そんな日には、深く彩られたグリーンのある空間で、

この時期ならではのしっとりとした雰囲気を楽しみたいものです。

 

 

空間のメインになるバーカウンターは、

エッジの効いたイタリアヴィンテージのディテールを残しつつも、

ウッドと落ち着いたブラス、

そしてブラックの金属フレームがシックな雰囲気を演出します。

 

 

楽器が描かれたキャッチーな前面の絵柄も同様に、

どこか抽象的なタッチから独特な奥深い印象を受けます。

 

 

金属のフレームは、木材では再現できない繊細なラインを象り、

どのような角度からみてもデザインの素晴らしさを享受する事が出来るでしょう。

 

 

 

背面の収納部分は、赤色に塗装されており、

エキゾチックとレトロさが混在したような、

カウンターのキャラクター性をより昇華させているポイントです。

 

 

ビスや細かなパーツひとつとっても、ヴィンテージらしい趣に溢れ、

唯一無二のプロダクトに仕上がっております。

 

 

 

また、セットであるスツールのデザインも実に完成度が高い逸品に仕上がっており、

現代まで離れる事なく存在している事に感謝の念すら覚えますね。

 

 

 

座面は国内で張り替えたものの、オリジナルのカラーを尊重し、

それを踏襲する形でセレクトを致しました。

 

 

程よくポイントとして映えるグリーンは、

よりコーディネートの幅を広げてくれる「繋ぎ」のような役割を果たしてくれそうです。

 

 

そんなカウンターの傍らには、

こちらもイタリアヴィンテージのアームチェアを。

どこかフレンチモダンを彷彿とさせる素朴な材の質感を感じさせ、

美しさと、粗さが混在しているような、実に興味深いプロダクトです。

 

 

ホワイトとピンクのツートーンで作成されたシートは、

座り心地が良く、ふんわりとした生地感は、全体の印象をより柔らかいものにします。

フレームの質感ともマッチしており、カウンター同様、

ヴィンテージの魅力が詰まった完成度と言えるでしょう。

 

 

マーブルのコーヒーテーブルを合わせれば、

ゆったりと寛ぐラウンジシーンの完成です。

 

 

 

 

当時、前衛的なデザインでありながら、

時代の経過と共にレトロさを纏うことで、

さらに魅力が増していくヴィンテージ家具。

 

 

それらを明確に表現しているアイテムで、

ゆったりとした時間を楽しんでみては如何でしょうか。

 

 

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