デンマークのオーフスに生まれたヨハネス・アンダーセン。
彼のデザインは、美しい流線型のフォルムが特徴的であり、
現代においてもその魅力が色褪せることはありません。
1922年に家具職人としての認定を受け、1930年代半ばに自身の事務所を設立。
スウェーデンのTrensumやデンマークのCFC Silkeborgなどのメーカーと協働し、
多くの名作を生み出しました。
彼がデザインしたこちらのソファは一見シンプルながらも、
それぞれのラインが生み出す絶妙なバランスが素晴らしく、
デザインへの拘りを窺い知る事が出来ます。
1960年代(推定)のプロダクトであり、レザーは当時のオリジナル。
ブラックのレザーはシワやクラックが目立ちやすく、
コンディションに苦労する事が多いですが、
こちらはダメージが極めて少ない状態です。
経年変化で絶妙に退色したレザーの質感は、全体に薄っすらと濃淡を付け、
ヴィンテージならではといった雰囲気に。
こういったコンディションは、
当然ながら過去の使用環境によって大きく左右される為、まさに経過した時間と、
様々な要因が重なり生み出されたものといえます。
このようなポイントも、一点ものならではの魅力の一つですね。
また、国内でシートのウレタンのみ交換し、
当時の座り心地を再現しております。
今後も快適にお使い頂ける事でしょう。
独特なフォルムはどのような角度からでも目を引き、
空間の中で素晴らしい存在感を誇ります。
ヴィンテージの魅力が詰まった一台。
経過してきた時間に思いを馳せながら、
お使い頂ければと思います。