Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2025.09.03

Johannes Andersen Leather Sofa

デンマークのオーフスに生まれたヨハネス・アンダーセン。

彼のデザインは、美しい流線型のフォルムが特徴的であり、

現代においてもその魅力が色褪せることはありません。

1922年に家具職人としての認定を受け、1930年代半ばに自身の事務所を設立。

スウェーデンのTrensumやデンマークのCFC Silkeborgなどのメーカーと協働し、

多くの名作を生み出しました。

 

 

 

 

彼がデザインしたこちらのソファは一見シンプルながらも、

それぞれのラインが生み出す絶妙なバランスが素晴らしく、

デザインへの拘りを窺い知る事が出来ます。

 

1960年代(推定)のプロダクトであり、レザーは当時のオリジナル。

 

 

ブラックのレザーはシワやクラックが目立ちやすく、

コンディションに苦労する事が多いですが、

こちらはダメージが極めて少ない状態です。

経年変化で絶妙に退色したレザーの質感は、全体に薄っすらと濃淡を付け、

ヴィンテージならではといった雰囲気に。

 

 

こういったコンディションは、

当然ながら過去の使用環境によって大きく左右される為、まさに経過した時間と、

様々な要因が重なり生み出されたものといえます。

このようなポイントも、一点ものならではの魅力の一つですね。

 

また、国内でシートのウレタンのみ交換し、

当時の座り心地を再現しております。

今後も快適にお使い頂ける事でしょう。

 

 

独特なフォルムはどのような角度からでも目を引き、

空間の中で素晴らしい存在感を誇ります。

 

 

 

 

 

ヴィンテージの魅力が詰まった一台。

経過してきた時間に思いを馳せながら、

お使い頂ければと思います。

 

 


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