英国では18世紀後半の産業革命を皮切りに、
各デザイン分野でインダストリアルスタイルが確立されていきました。
合理的な思想の上に築かれた、アイアンなど無骨な素材を用いた
デザインは現代においても圧倒的な存在感を放っています。
今回はそんな他に類を見ないインダストリアルな空間をご紹介いたします。
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今回はSingerのチェアを主軸にスタイリングしていきます。


ミシンの製造と併せてインダストリアルな家具も製造していたSinger社。
脚や背もたれのフレームに取り入れられた
無骨なアイアンが格好いいチェアです。



このチェアにあわせているのはイタリアのオケージョンテーブルです。


スタイリッシュなデザインとディテールに取り入れられたブラスが
インダストリアルな雰囲気とマッチしています。


スプリングやネジなどの機構が美しいウォールランプ。


白熱電球の色味がアンティークならではの
風合いを色濃く引き立たせてくれます。

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イギリスの一文化スタイルとも言えるインダストリアル。
当時はフランスなど、周りのヨーロッパ諸国において
ネジなどの建材を直接見せるデザインに対して
批判的な意見も多かったと言われています。

ですが現代において、そのインダストリアルデザインは
唯一無二の存在感で私達を魅了してくれています。
ブリティッシュアンティークでインダストリアルな雰囲気に
浸ってみてはいかがでしょうか。
