Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2025.11.09

Iconic furniture.

デンマークデザインの巨匠、ボーエ・モーエンセンがデザインしたスポークバックソファは、

1945年のキャビネットメーカーズギルド展にて発表されました。

 

 

 

親友であったハンス・J・ウェグナーと共同で、

アパートの空間をテーマにデザインし、モーエンセンはリビングルームのソファをデザイン。

それがスポークバックソファでした。

 

 

フレンチアンティークのシェーズロング(寝椅子)に着想を得ており、

師であるコーア・クリントの教え「リ・デザイン」を見事に表現したプロダクトとも言えます。

 

スティックバックのフレームは軽やかな印象であり、

片側のフレームを倒すことでデイベッドに早変わりします。

 

 

 

 

フリッツ・ハンセンで商品化、現在はフレデリシア社にて生産されておりますが、

オリジナルレザーが使用されているこちらの1台は、

経年変化も相まって唯一無二の存在感に仕上がっております。

 

彼らしいデザインアプローチが詰まったプロダクトであるのはもちろん、

デザインの背景にウェグナーの存在があるのも興味深い点です。

 

もう一点ご紹介するのはこちらのスパニッシュダイニングチェア。

 

スパニッシュといえば一人掛けソファサイズのイージーチェアをイメージされる方も多いかと思いますが、

こちらのダイニングチェアのサイズも、そちらに負けずとも劣らない逸品で、こちらの方が先にデザインされておりました。

 

 

一目見ただけで記憶に刻まれるような独特なデザインであり、

彼のアイコンとなっているプロダクト。

 

堅牢なオーク材の質感と、肉厚で力強いレザーの存在感がこれ以上無い組み合わせです。

 

 

 

 

スポークバックソファと同様、こちらも当時のオリジナルレザーであり、

リプロダクトでは表現できない、奥深さのある質感です。

 

 

一度腰掛ければ、レザーの曲線が身体にフィットし、

独特な浮遊感が実に快適です。

 

 

現代の住環境にも馴染みやすいサイズ感であり、

様々な場所で傑作とも言えるチェアの存在感をお楽しみ頂ける事でしょう。

 

 

彼のアイコンであるプロダクトを通して、

北欧ヴィンテージの魅力を是非ご体感ください。

 

 

 

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