Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2025.09.14

Furniture outlines

デザインが生み出す家具の「輪郭」は、ときにアートのような美しラインを描き出し、

それぞれの個性を感じる事が出来ます。

イタリアヴィンテージは、建築的なデザインアプローチを含んでいるため、

特にキャラター性をが光るカテゴリーであります。

こちらの深みのあるネイビーのファブリックに包まれたソファは、

派手さはなくとも、どこか品のある佇まい。 

 

 

直線的なフォルムをベースにしながらも、アームにはほどよいカーブが加えられ、

自然に身体がフィットするような心地よさを感じさせてくれます。

 

 

脚部には細身の真鍮レッグ。

控えめな光沢が、空間に軽やかさと抜け感を生み出します。

全体の印象にメリハリを与えながら、上質な素材感をさりげなく引き立てるディテールです。 

 

 

こうした細部の作り込みからは、イタリアの美意識がしっかりと感じられます。

静かながらも存在感のある一脚は、空間のトーンを自然に整えてくれるはずです。

 

 

 

 傍らには、複数のアームがしなやかに広がるアークランプを。

 

メタルのシェードが、程よい重厚感と温かみを演出します。 

 

 

点灯すれば、空間にはやわらかく凛とした光が広がり、

壁や天井に落ちる影までもが計算されたかのような美しさを生み出します。

照らすための道具であると同時に、空間を構成する主役にもなりうる存在。 

機能と造形美が矛盾なく共存するこのデザインには、

イタリアンモダンらしい自由さと完成度の高さが表れています。

 

 

ただの照明器具ではなく、住まいに豊かさと個性を加える、そんな一台です。

 

 

その他、「輪郭」の美しい家具を合わせれば、

イタリアヴィンテージのコーディネートが完成します。

 

 

 

 

細部に宿るこだわりと、空間全体を引き立てる静かな力。

決して主張しすぎないのに、目が離せなくなる。

それがイタリアンヴィンテージの魅力といえるのでは無いでしょうか。

 

 

 

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