Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2025.06.22

Danish chairs.

高い木工技術と、人間工学に基づいた考えの元、

発展を遂げたデンマークの家具デザイン。

機能美に溢れたプロダクトは、現代においても私達を魅了し続けます。

今回は、そんなデンマークのアイテムより、

1960年代を中心としたチェアをご紹介致します。

 

まず最初はこちらの1脚。

 

 

Erik AndersenとPalle Pedersenによってデザインされたチェアで、

メーカーはMøbelfabrik。

 

 

 

一目見れば、その美しいフォルムと独創的性に心奪われる事でしょう。

 

 

ソリッドなオーク材の存在感は、材そのものの質感が存分に活かされ、

材質の魅力をダイレクトに感じる事が出来ます。

 

 

ゆったりと柔らかなカーブを描くラインは素晴らしく、

身体を委ねればその見た目通りの寛ぎを感じる座り心地です。

 

 

このデザインと構造の表現には、大変高い技術が必要とされる事は容易に想像でき、

デザインとメーカーの技術が融合した作品と言えるでしょう。

 

続いてご紹介するのはこちらのチェア。

 

 

アルネ・ヴォッダーとの協創にて知られている、

シバスト社によって作製されたプロダクト。

 

デザインはシバストの創業者であるヘルゲ・シバストによるものです。

こちらも高い技術力と製作への拘りで知られるシバストファニチャーのプロダクトらしく、

素晴らしい逸品に仕上がっております。

 

 

木挽き台を彷彿とさせるフレームに、

チェアのデザインに大きな影響を与えたと言われる古代ギリシャの

「クリスモスチェア」のような背もたれが特徴的なスタイルです。

 

 

 

どの角度から見ても、

そのデザインの美しさと絶妙なバランスに魅了されます。

 

 

 

スタイリッシュでモダンな雰囲気を持ちつつ、

トラディッショナルな要素を取り入れた、素晴らしいデザインです。

 

 

ダイニングはもちろんの事、デスクチェアや、

寛ぎの時間を共にするイージーチェアとしても重宝する事でしょう。

 


最後にご紹介するのはこちらの1脚。

 

 

アイコン的な大きな弧を描く背もたれは、

アームレストの役割も兼ね備えます。

 

 

高さ自体が押さえられ、

ミニマルなスタイルは現代の住環境にもマッチしてくれることでしょう。

 

 

 

無垢のチーク材の質感もよく、

ヴィンテージらしい使い込まれた歴史を感じられます。

 

 

また、ファブリック仕様を国内にてレザーにアップデート。

経年変化を楽しみながら、末永く付き合っていける、

そんな1脚です。

 

 

 

普遍的なデザインの中に、魅力が凝縮された北欧ヴィンテージのチェア達。

 

皆様も、キーになるプロダクトとして、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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