アンティーク、ヴィンテージにおいて多くのデザインが存在するチェスト。
衣類の収納を始め、様々な用途に使用でき、収納家具の定番でもあります。
ロイズ・アンティークスEGOISTにおいても、様々なスタイルを扱っておりますが、
今回は、3つのデザインのチェストをピックアップし、ご紹介させて頂きます。
まず初めに、エレガントなクラシックスタイルの一台。
【サーペンタインチェスト Item ID:QG001015】
当時、高級材として重宝されていたマホガニー材を使用されており、
流れるような美しい杢目が特徴です。
さらに、それを昇華させる「サーペンタイン」と呼ばれる前面が湾曲したデザインは、
周りの光を反射し、より優雅な印象を与えます。
天板においても、化粧板の配置が素晴らしく、細部に至るまでデザインの拘りを享受する事ができるでしょう。
縁を象るラインがあることで、輪郭も際立ちますね。
全体の印象を引き締めるゴールド金具もポイントになっており、
英国クラシックの王道といった存在感を誇ります。
機能面においても、下段に下がるにつれて深さが増し、収納するものに合わせて使い分ける事が可能。
デザインと機能性が両立した、完成度の高い一台です。
続いてご紹介するのは、UKヴィンテージを代表するG-PLANより、
フレスコシリーズのチェストです。
シンプルで飽きの来ないスタイルであり、
現代の居住空間にバランスよくヴィンテージの存在感をプラスしてくれる事でしょう。
チーク材をベースとしており、前板の杢目の合わせは、
個体によって印象が変わり、同じ型番の中でも個性が光るポイントです。
アイコン的な取手と、ツートーンの縁取りは、無垢のチーク材が用いられており、
多く生産された型でありながら、そのクオリティはとても高いと言えます。
メーカー品だからこそ、実現した生産体制だったのでしょう。
近年、マーケットプライスも値上がり傾向にあるG-PLAN。
改めて、定番の魅力が見直されるタイミングなのかもしれませんね。
最後にご紹介するのはこちらのチェスト。
英国のマーケットにて仕入れた、とても興味深い逸品です。
一見パイン材のようにも見えるカラーですが、オーク材で作られております。
スタイルも、オールドパインに見られるカントリー風な様相ではなく、
1930年代頃のトラディッショナルな英国スタイル。
マホガニー材の家具などに見られる象嵌細工まで施されており、
なんとも様々な要素が混在した一台です。
過去の塗装を剥離したとも想像できますが、仮にその経緯を含めても、
このようなスタイルで見つかる事は、まさに一点ものとの出会い。
装飾が押さえられたオリジナルと思われる取手もマッチしており、
どこか日本の古道具といったニュアンスさえも感じます。
運良く、サイズ違いの個体も同時に入荷しておりますので、
是非合わせて御覧ください。
さて、今回はチェストにフォーカスを当てました。
収納家具である以上、機能面の充実は必須でありながらも、
個性や、デザインを楽しみたいカテゴリーでもあります。
定番として入荷が多いカテゴリーでありますので、
是非多くの選択肢から吟味して頂き、
お気に入りの一台を見つけて見て下さい。