Journal
ロイズ・アンティークス 玉川 2014.08.11
婦人とテーブル
たまには少し、歴史に想いを馳せてみましょう。
今回の主役は玉川店に入荷したこちらのテーブル。
サザーランドテーブルです。
サザーランドテーブルの名前の由来は18世紀のイギリス、ヴィクトリア女王の統治時に女長官として、
また女王の友人として歴史に名を残しているハリエット・サザーランド公爵夫人にあると言われています。
建築とガーデニングに興味を持ち、才能に溢れていた婦人。
彼女によって注文され作られたのがこちらのテーブルです。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ロイズでもおなじみのゲートレッグテーブルに似ていますよね!
仕組み自体は同じなのですがサザーランドテーブルはゲートレッグテーブルとは少し違います。
まず基本の素材はマホガニー。天板は艶やかで、美しい木目が印象的です。
足のデザインも華奢で繊細、シンプルなデザインですが女性らしさが感じられます。
上質感とエレガントさに拘って作られたようです。
そしてなにより天板を畳んだときのその薄さは他には無いものです。
玉川店にあるものはたった15cm。閉じた脚部もスッキリと収まります。
お使いいただかないときは部屋の隅へ。
片方だけ延ばして壁付けにしてデスクにしてもいいですね。
一杯にテーブルを広げて73cm。
公爵夫人はティータイムにでも使っていたのでしょうか・・・・。
上品さと工夫に溢れるこちらのテーブル。
歴史に想いを馳せながら、お使いいただいてみてはいかがでしょうか。
Tags: