Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 日本橋三越 2012.05.30

こだわりの技術

突然ですが皆さん、これが何か分かりますか? 実はこちらはある家具に施された装飾なのです。 nihonbashi_20120530_1 正解はこちらのオケージョンテーブルの天板に施されたインレイ(象嵌)の写真でした。 nihonbashi_20120530_2 インレイ(象嵌)とは、はめ込み表面に模様を彫ってほかの素材をはめ込んでいく装飾技法。 椅子の背板、テーブルの天板などに貝殻や象牙、金属などをはめ込み、模様を象った個所をいいます。 こちらのオケージョンテーブルは中心にある花のような模様だけでなく、周りに沿ってレリーフ模様の木象嵌が施されているところもポイント。 nihonbashi_20120530_3 さらに、下の台の部分にまでインレイを発見。 何とも贅沢なつくりをしていますね。 nihonbashi_20120530_4 こちらのワインテーブルにもインレイが施されていました。 nihonbashi_20120530_6 こうして少し離れた所から見ても天板部分のインレイがアクセントになっています。 nihonbashi_20120530_5 家具の単調になりがちな部分を解消し、より高級感を演出してくれるまさに魔法のような技法ですよね。 是非とも店頭で見て触って頂き、職人のこだわりを実感してみてください。
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