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ロイズ・アンティークス 日本橋三越 2021.10.05

染み込んだ音色

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クラシック音楽のピアノの音色が鳴り響く。繊細な音から大胆な音まで美しい。 1900年代頃のイギリスでは、上流階級のサロンやパーティーでは必ずと言っていい程ピアノが弾かれていました。 美しい音色の側に置かれたのが、ミュージックキャビネット。 ゲストの鑑賞としても十分なクオリティを持つ必要があったと言われています。 ミュージックキャビネットは、音楽と共にありました。

推定1900年代に作られたミュージックキャビネット。 楽譜の収納家具として誕生しました。 艷やかな発色を放つマホガニー材に、直線と曲線をバランス良く描くことで、 クラシカルな格式と優美さを併せて持つ美しい仕上がり。 コンパクトながらもデザイン性、機能性の両面が詰まった逸品。

コンパクトなサイズに、ストンと下に落ちた脚。 ガラス扉の為、軽やかな印象。 小さなスペースに置ける優れもの。 ピアノの音色が染み込んだキャビネットにロマンを感じます。

扉の中の仕切りは7段。 楽譜のジャンルによって使い分けていたのでしょう。 現代では、新聞や雑誌、ディスプレイにもおすすめ。 もちろん、ピアノの横に置くのも素敵です。

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扉の上には引き出しが。取手がとても可愛らしい。 緩やかな曲線で、柔らかく優しいデザイン。 全体的な優しい雰囲気は、この取手によるものかもしれません。 側面にも取手が装飾されており、どの角度からみても愛らしい逸品。

笠木にも可愛らしいデザインが。 光が差して、天板に映る影も素敵なポイント。 隠れたハートが見えるようで、ときめきますね。 天板のマホガニー材の杢目も美しく、上品な味わい。 天板上のディスプレイも楽しくなりそうです。

・ ・ ・ 音楽は古くから多くの人に親しまれ、愛されてきました。 いつの時代でも常に人々と共にあり、日常を彩る音楽。 美しいピアノの音色が染み込んだミュージックキャビネット。 そんな歴史も添えて、いかがですか。

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  • ミュージックキャビネット
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