2020年も残すところ、あと約1ヶ月となりました。
皆さん、年末はお部屋のお掃除をされる方が多いのではないでしょうか。
2021年を迎えるにあたり、この機会に家具のお掃除もされてみてはいかがでしょうか。
ヴィンテージアイテムでも、磨いてみるとまた違った魅力に出会えることがあります。
こちらのブラス(真鍮)素材のデスクランプ。
真鍮は、経年で変化する素材で、新しいものは金属らしいピカピカの風合いをしています。 しかし、空気に触れることで表面が酸化し、徐々に深みのある色合いに変化していきます。
また、お手入れをさぼってしまうと黒ずんたり、緑青という錆が発生してしまうこともあります。
今回は、乳化性液状の金属磨きを使用しこのデスクランプを磨いてみました。
実際に磨いてみると、こんなにも大きな違いが出ます。
金属特有の風合いは残しつつも、ピカピカに生まれ変わったランプからは、
これまでと違う魅力も感じます。
こちらのフロアランプはメタル素材。
メタルもブラス同様に、経年変化で徐々に深みのある色合いに変化していきます。
一見、そこまで違和感のない金属製の素材に見えますが、
こちらも同じ様に磨くと大きな変化が表れます。
なんと人が映るくらいピカピカになりました。
違いは一目瞭然です。
もちろん、見た目には好みがありますので、磨いてピカピカにするのも良し、
経年変化によりできた風合いを楽しんでいただくのも、また良しです。
ただ磨く際は、強く擦りすぎると傷がついてしまう可能性があるため、
優しく磨くようご注意ください。
そして、木の家具にはWAXがけを。
定期的にWAXをかけていただくのがお勧めですが、
乾燥している今の時期は特に実施していただくことをお勧めします。
現在でも呼吸をしているロイズの家具も人と同様、乾燥に敏感なんです。
こちらのワックスは、ロイズ・アンティークスの塗装手法である天然樹脂塗装の商品にお使いいただくと
乾燥やシミ、白化などの防止にもなり、艶出しの効果も抜群です。
手が汚れないように手袋で保護し、パフを使用してすくいます。
綺麗にしたい家具に対して木目に沿って馴染ませるように塗りのばし、
15分程度時間をおき、ふき取り用の柔らかい布で艶がでるまで磨いて下さい。
木目に沿って拭くとより馴染みます。
アンティーク家具は、時間が経っているモノが持つ深い味わいや雰囲気こそが最大の魅力と言えます。
それをパティーナ(古艶)と言います。
家具をお手入れすることで、雰囲気が増し、愛着が湧いてくることでしょう。
ぜひ、お手入れとパティーナを楽しみください。
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