Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス エゴイスト 2025.11.25

静謐な時を紡ぐ家具たち。

床に伸びる陽射しの角度が変わるにつれ、

店内の空気も少しずつその表情を変えていきます。

 

アンティーク家具と向き合う時間は、

かつて誰かが過ごした時間との対話でもあります。

 

実用という確かな目的を持ちながらも、

その佇まいに品格を宿した4つのプロダクトをご紹介します。

 

 

まずは座面と背面に穿たれた

穴の意匠がひときわ目を惹く

Victorian Bench

 

 

これは単なる装飾ではなく、機能的な換気の役割と、

軽量化のための工夫であったのかもしれません。

 

 

使い込まれ、飴色に変化した木肌は、

幾多の人々が腰を下ろし、誰かを待ち、

あるいは思索にふけった記憶を内包しているようです。

 

そのベンチの傍らには、

機能美と装飾美を併せ持った

Tray Table

 

 

必要な時に、必要な場所へ。

かつて執事が主人のために

軽食や飲み物を運ぶ際に使われたとされるこの家具。

 

 

天板はトレイとして使えるだけでなく、

天板を外して脚を畳めば驚くほどコンパクトになり、

その日の気分に合わせて移動することができる、

機能性の高いテーブルです。

 

視線を壁面へと移せば、

そこには静かな存在感を放つ

Wall Mirror With Hook

 

 

クラシカルで重厚感あるフック付きのミラー、

そのメカニカルな構造に好奇心をくすぐられます。

 

下部に並ぶフックには愛用のハットやスカーフを掛け、

出かける直前に鏡の中の自分と目が合う。

そんな一瞬を楽しむことができるミラーです。

 

そして最後にご紹介したいのが、

Art Nouveau Serpentine Cabinet

 

 

繊細な鉛線で組まれたステンドグラスのような扉は、

中に入れる愛蔵品を優しく守りながら、

光の屈折によって幻想的な表情を見せます。

 

華美すぎずあくまで理知的で控えめな装飾は

お気に入りの書籍や旅先で集めたガラス器などの

愛蔵品を飾るに相応しい佇まいです。

 

いかがでしたでしょうか。

これらの家具が経てきた長い時間と、

これから皆様と刻む新しい時間。

 

その二つが交差する瞬間を、

ぜひ店頭でお確かめください。

 

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