今回はアンティークの中でも、より古き良き英国のエッセンスを感じラグジュアリーとも言えるクオリティの高い二つのアイテムをご紹介したいと思います。
まずはマホガニー材の艶めくこちらのホールチェア。木本来の厚みを残しながら、勢いと丁寧な繊細さを感じる、流麗な彫刻が圧巻の一台です。
そもそもホールチェアとは、所有者宅の格式を示すシンボルのように、エントランスホールやラウンジに置かれてた飾り椅子ですが、高貴なデザインなどから、
やはりお屋敷など貴族や上流階級者のみに使われていたようです。
ヴィクトリアン中期の古い個体で、無垢材を削りだしてシルエットを形成しているが故に、肉厚で重厚。
数あるホールチェアの中でも群を抜いてハイクオリティなチェアといえるでしょう。
二つ目の商品は、こちらのペーパーラック。なんとも言えぬオーラが、見る者の心に不思議な吸引力を感じさせます。このペーパーラックが製造された当時の英国では、
産業革命を経て急速に近代化していった社会に対抗するように、花や植物といった自然で有機的モチーフを使用したアールヌーヴォーというデザインが流行します。
そうしてこちらのアイテムもレザー面には写実的な草花のデザインが施されており、推定120年の年月を経て、油絵のような独特な風合いを残しています。
特にラック部のエンボス加工の表情が素晴らしく、重厚な存在感と優雅な伝統様式を兼ね備えた逸品といえるでしょう。
今回の2点はバイヤーズセレクト商品でもあるため、是非店頭にて現物をご覧いただくことをお勧めします。
詳細に関してはお問い合わせくださいませ。
《ロイズ・アンティークス エゴイスト》
東京都目黒区碑文谷2-5-15
Tel 03-3716-3338
Mail egoist@lloyds-antiques.com
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