まずは修復箇所以外を保護した上でクリーナーで汚れを落とします。
次いでサンドペーパーで表面を平らに。数種類使い分けます。
プライマーで素地を平らにします。塗装は下塗り、中塗り、上塗りが基本になりますがこのプライマーが
下塗りにあたります。料理の下ごしらえと同じ目的なので重要な工程になります。
次いで穴や隙間を埋め、下地を調整するためのフィラーを薄く塗り重ねます。
一旦養生を剥がし修復箇所との境目を確認。
先程のペーパーでけば立っている箇所を指でならしながら塗り込んでいきます。
ここから少し乾燥。その間に着色の準備です。
色合わせ。ここが腕の見せ所です。何度か繰り返し顔料と染料の2種類を作ります。
4色程混ぜ合わせながらオリジナルの色味に近づいてきました。
左が顔料、右が染料。
まずは皮をコーティングする様に顔料を吹きます。
顔料には革の傷を隠し均一な着色が出来る特徴があります。
こちらが塗りあがり。染料前の色味はこんな色になってます。
次いで顔料の上に染料を重ねます。
文字通り皮を染める仕上げの段階、革らしい風合いを出し経年変化も楽しめるのが特徴です。
こちらが塗りあがり。
傷跡も綺麗に無くなりました。お見事です。
最後の仕上げ。
塗膜を保護する為のトップクリア(ウレタン)を吹き仕上げます。
クリアを吹く事で塗面に厚みが増す為、養生を剥がし全体のバランスを確認しながら吹いていきます。
仕上がりました。
同じ工程で背面の仕上げ前と仕上げ後。
傷も塗り斑も綺麗に仕上がりました。
長く使い込んでいく上で様々なダメージを受けますがメンテナンスを行い
元の状態に戻す事もウェアハウスの大事な仕事。何でもご相談下さい。
メンテナンスキャンペーンはご好評につき5月31日まで受付期間を延長致します。
(ご依頼件数に応じてお戻しまでの期間を要します。予めご了承下さい。)
ご相談がてらのご来店もスタッフ一同お待ちしております。
ロイズ・アンティークスウェアハウス
〒230-0071
神奈川県横浜市鶴見区駒岡2-15-32
お問合せはこちらまで。
045-633-7222
営業時間 11:00~17:00(土日曜のみ)
warehouse@lloyds-antiques.com






