Journal ロイズ・アンティークス エゴイスト 2017.12.10 ルネサンス 古い時代の美術を美しいと思う気持ちは、現代にはじまったものではありません。 古代ローマやギリシャの美術を復興しようとする運動を「ルネサンス」と呼びます。 今日は近代に起きた「ルネサンス」時代のアイテムをご紹介致します。 今日ご紹介するのは、1800年代イギリスのジョージアンキャビネットです。(NX000021) 年代から、ジョージ3世の治世、アメリカ独立戦争後に作られた物だと思われます。 薄型で背が高く、ガラス扉に施された枠組みが魅力的なアイテムです。 枠はしっかりと縁取りがあり、丁寧に作られています。 鍵穴部分には白い木材で象嵌が施されています。 アンティーク家具は、左側の扉にストッパーがついていることが多いのですが、 こちらのアイテムは1900年代のアイテムと違い、非常にシンプルなストッパーがつけられております。 年代が古いことが、一目でわかります。 ジョージ3世の治世(1738~1820年)、ロココやバロック様式への反発からか、 中世におきた「ルネサンス」と同様の運動が起き、古代ローマ・ギリシャの様式が模範されるようになります。 このキャビネットにもその影響が現れており、 両サイドに古代ギリシャのドーリア式を思わせる柱のデザインが施されています。 キャビネットの上部の四角いデザインも、神殿の上部に施される装飾に似ています。 今日はこのキャビネットに、リプロダクションのソファ(LE27021704E)と モダンのガラスのネストテーブル(NT00005860B)をあわせました。 時代を感じるアイテムを、ご自宅のコレクションに加えてみるのはいかがでしょうか。 Tags: Back to Index