Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2016.11.11

PRISM

子供のころ、父の書斎で見つけた三角の魅力的な形をしたガラスの塊。 Prism-2 面が取られた三角柱は、子供ながらに宝物のように見え、 その塊が見せる光の不思議な作用に心ときめいたものです。 その頃の影響か、光の屈折が成す美しい光と影に魅了されてしまいます。 この壁に現れたとても美しい陰影。 2 これもアンティークのガラスの屈折によって現れた芸術です。 近くで見ると、焦点の違いで虹色のラインがくっきりと分かります。 5 これを生み出した素晴らしいアンティーク。 スクリーン、いわゆる衝立です。 空間を仕切るのにとても便利で、壁の無い部屋でもこれ1つで壁を増やす事が出来ます。 上部にはめられた面取りガラス。 1 このアンティークガラスが、あの美しい芸術を作ります。 古いものなので、一部ガラスは後からはめられた様です。部分的に面が取っていない部分もあります。 6 不規則な形なのに、とても丁寧に面が取ってありとても古い物には思えません。 1910年代(推定)の職人の丁寧な作業が垣間見える様。 ガラス産業に大きく貢献したイギリスの技術力が成せる業です。 7 9 スクリーンは割合として、マホガニー材の商品が多いです。 こちらは、珍しいオーク材の商品です。 木目がとても美しく、トラフと言われるオーク独特の木目が目立ちます。 約120㎝以上の巨木でないと出ない木目です。 8 4枚の板を支える真鍮の蝶番。 凸凹でお互いにはまり合う構造は、大変良く作られています。 面取りガラスの重量を支える為に、構造がしっかりと作られている事が分かります。 11 隙間からこぼれる光。 差し込む時間帯や光の強度。 あらゆる光を取り込んだ、家具の成す芸術を楽しみたいものです。 3 ありそうでなかなか無いアンティークスクリーン。 皆様もその魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。 ご来店を、お待ち申し上げます。 ロイズ・アンティークス青山 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-30 03-5413-3666 営業時間 11:00~19:00

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