デンマークデザインの巨匠、フィン・ユール。
「家具の彫刻家」とも称される彼の作品は、
美しい曲線と独創的なフォルムで世界中の人々を魅了し続けています。
今回ご紹介するのは、そんな彼の代表作の一つであり、
ミッドセンチュリー期の「デザイン史の転換点」とも言える重要な一脚です。
【FINN JUHL スペードチェア FD133 Item ID:QK007916】
スペードチェアの愛称で知られるこちらのパーソナルチェア。
「Spade」は英語で「シャベル」や「スコップ」
という意味があり、独特なアームレストがその由来となっています。
先端部分が、スペード(スコップ)の柄の部分を思わせる形状になっていて、
手に馴染む握り心地と彫刻的な美しさが、このチェアの最大の特徴といえます。

初期のフィン・ユール作品は、
熟練の家具職人ニールス・ヴォッターの
手仕事によって作られる、工芸的で高価な「芸術品」でした。
しかし1950年代、フランス&サンというメーカーとタッグを組み
「複雑で有機的なデザインを、工業的なプロセスで量産する」という
高いハードルへの挑戦の中で生まれたのがスペードチェアです。
本来、量産化のためにはデザインを単純化するのが常識でしたが
フランス&サン社は高度な技術力で、フィン・ユール特有の「削り出しのアーム」や
「滑らかな曲線」を損なうことなく、工業製品として世に送り出すことに成功しました。
「美しさ」を犠牲にしない「合理性」。
このチェアには、デンマークデザインが世界を席巻した
美と技術の融合が刻まれています。

こちらのアイテムは、生地と中材は国内で張替えを行っていて、
使用しているのは、ポリエステル100%のダークトーンカラーのファブリック。
「芸術のような美しさを持ちながら、道具としての合理性も兼ね備える」
その奇跡的なバランスと、ヴィンテージチークの希少な味わいを、ぜひ店頭でお確かめください。
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