Lloyd’s Antiques

Journal

センスバイ ロイズ・アンティークス 新宿伊勢丹 2023.09.08

運命のチェアと出会いたい

家具の中でも、デザインの独創性が極めて高いのは
チェアだと思います。

寛ぐことに特化したチェアや、見た目の美しさに特化したチェアなど
一脚選ぶのにも種類がありすぎて
どれを選んだら良いかよくわからなくなります。

買ったけど使ってみると座り心地やサイズ感が合わなかったため
別のものを探しているというお話は多く伺います。

本日は、デザインが異なる二脚のアームチェアを用いて
それぞれの特徴や、チェア選びのポイントをご紹介致します。

KNUD A. RISAGER によって1960年代(推定)に
デザインされたこちらのチェアは、
アームや背もたれのなめらかな曲線が美しく
デザイン性の高い一脚です。
当時のオリジナルレザーを使用しており、
ヴィンテージならではの質感をお楽しみ頂けます。


アームチェアで、アームと前脚が分断されている構造は珍しく、
抜け感がありすっきりとした印象になります。
また、チェアの上であぐらをかいて座りたい方には
もってこいのデザインです。


座面高460mmと、
一般的なダイニングチェアと同等のサイズ感なので
デスクなどに合わせてお使いいただくこともできます。

座ってみると見かけ異常にクッションの弾力があり程よく沈み込みます。
自然と背もたれへ身体を委ねてしまいます。
アームの先が丸くなってるので
肘を置いたときの木材の肌触りがとても良く思わず撫でてしまいました。
メタルのフレームとブラックのレザーが
大変クールな印象のこちらのチェアは、
オランダのヴィンテージメーカーGelderland社によって製造されました。
座面高は390mmと比較的低めの設定です。
小柄な方でも床に足が十分に届くので楽な姿勢で寛ぐことができます。
メタルとレザーと木材を使用しているので、
かっこよい雰囲気にも、カジュアルな雰囲気にも合わせやすいデザイン。
こちらも座ってみると、
クッションの沈み込みは程よく、
柔らかいレザーが身体を支えてくれます。
座面の奥行きがしっかりあるので、
窮屈さは一切なくゆったりと寛ぎたい方にぴったりな一脚です。

以上が2脚の特徴ですが、
チェアを選ぶときのポイントはざっくりと3つございます。

①座面の高さと奥行き
・テーブルやデスクと合わせる場合最も重要なのは座面の高さです。
低過ぎも高すぎも作業やお食事がしづらくなり、
居心地の悪さに繋がります。
・座面が高いと座る時、立つ時が楽になり
座面が低いと座っているときに楽な姿勢で寛ぐことができます。
・奥行きは
浅いときれいな姿勢を保つことができるので
お仕事や勉強シーンに、
深いものは重心が背もたれへいくので
休憩やリラックスシーンにおすすめです。

②座ったときの沈み具合
沈み込みすぎると足腰への負担が増え、立つときが大変なので
高齢者の方には不向きです。
硬すぎるものは長時間座っているとお尻が痛くなってしまいます。
玄関でちょっと腰掛けるため、
作業で長時間座るためなど、用途に合わせてお選びください。
大事なのは、座り心地だけでなく
立つときのことも考えることです。

③背もたれとアームの当たり具合
お客様一人ひとり体つきは違うので、
アームや背もたれに当たる感覚が違ってきます。
チェアを実際にお試しいただく際は、
遠慮なさらずに奥まで座り込み、アームに肘をかけてみてください。
そうすると自分の体にあった運命のチェアに出会うことができます。

以上が、チェア選びのポイントでございます。
軽いとお掃除がしやすかったり、
背もたれの高さがあるとうたた寝しやすいなど様々な要点があると思いますので
なにかお探しの際はスタッフまでお気軽にご相談くださいませ。

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