Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス 日本橋三越 2025.07.30

時を刻む家具の囁き




皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日はちょっとレトロで素敵な家具、「テレフォンベンチ」について歴史的背景に触れながらご紹介したいと思います。

テレフォンベンチとは何なのか

テレフォンベンチは、その名の通り、固定電話が主流だった時代に電話をかけるために作られた、電話台とベンチが一体になった家具なんです。

現代ではあまり見かけない形ですよね。

これがまたノスタルジーを感じさせてくれます。ではいつ頃作られたのでしょうか。

主に1960年代から1970年代にかけて、イギリスなどで盛んに作られていました。

特に「Chippy(チッピー)」や「NATHAN Furniture(ネイサンファニチャー)」といったメーカーが有名で、チーク材を使った温かみのあるデザインが多いのが特徴です。

どんな風に使われていたのか

当時は、このベンチに座って長電話をしたり、電話の横にメモボードがあったりして、電話をしながらメモを取ったりするのに使われていました。

まさに、当時のライフスタイルに寄り添った家具だったんですね。

現代での使い方

今では固定電話を使う機会は減りましたが、テレフォンベンチはサイドテーブルとしてコーヒーを置いたり、観葉植物を飾ったり、玄関先でちょっと腰掛けるスペースとして使ったりと、様々な用途で活躍してくれます。

レトロな雰囲気がお部屋の素敵なアクセントにもなり、あの頃に戻ったような感覚にもしてくれます。

いかがでしたでしょうか。古き良き時代の温かみを感じるテレフォンベンチ、皆さんもぜひ探してみてはいかがでしょうか。

 

続いては可愛らしい小物たちの紹介

今回はスウェーデンが誇るガラスアートの巨匠、エリック・ホグラン(Erik Höglund)による、美しいガラス製のアイテムをご紹介します。

彼の作品の特徴は、ガラスの中に閉じ込められた大胆な気泡や、肉厚でぽってりとした質感、そして人間や動物、太陽といったプリミティブなモチーフです。

アフリカや南米のフォークアート、スウェーデンの伝統的なガラス工芸からインスピレーションを得て、光と影を巧みに操ることで、ガラスに新たな生命を吹き込みました。

 

シンプルながらも存在感のあるデザインは、キャンドルホルダーとして温かな光を灯したり、小さなアクセサリーや鍵などの小物入れとして日々の暮らしに溶け込んだり、あるいはそのままオブジェとして飾るだけでも空間に豊かな表情を与えてくれるでしょう。

ホグランの独創的な世界観が凝縮されたこのガラスの器は、まさに使うほどに愛着が湧き、日常を豊かに彩る逸品です。ぜひお手元で、その唯一無二の魅力をご堪能ください。


 

続いて、こちらの美しいスクエアボウルは、ロイヤル コペンハーゲンの人気シリーズ「テネラ」からの一品です

深みのあるイエローとブラックを基調とした、独特の抽象的なパターンが特徴的で、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。

「テネラ」シリーズは、1960年代にロイヤル コペンハーゲンが才能ある若手女性デザイナーたちを起用して生み出された、アバンギャルドで実験的なデザインが魅力です。

手作業で施されたであろう絵付けの温かみが感じられ、一つとして同じものがない一点物としての価値も高まりつつあります。

小物入れとしてはもちろん、そのまま飾っておくだけでも空間のアクセントとなるアートピースのような存在感があります。

何か小物一つだけでもこだわってみると、気分が上がること間違いなしです。

 

【↓今回登場のアイテム↓】

 




   
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