アンティーク家具を見ていく中で、
トロリー以外でキャスターが付いている家具を見た経験はありませんか。
明確に移動する目的があるものに付いていれば疑問もありませんが、
テーブルやチェスト、ドレッサーなどに付いていることが多くあります。
今の家具では上記のアイテムに、このような移動が容易に出来る特徴は少ないので
そういった点ではとても便利で使い勝手が良いですよね。
今回はその中でも小ぶりなアイテムに着目して、
秋の模様替えにぴったりなオススメアイテムをご紹介していきます。
モンクスチェア(IX001062)
Size: W530 mm D530 mm H585 mm / 340 mm
修道士の名前が付いている通り、
もともと修道士達が使用していた多機能型の家具です。
修道院では厳しい戒律により持ち込み可能である家具が制限されていました。
こういった背景があり、チェア・デスク・収納と多目的な用途で使えるよう、
「モンクスベンチ」という家具が登場して広まった背景があります。
こちらは、それらのベンチに比べて非常に小さいサイズ感が特徴です。
ベンチ(2人がけほど)としてではなく1人がけのチェアとして作られており、
収納空間がなくファブリックが張られています。
シートハイが340mm と低めに作られており、子どもでも足がつくほどコンパクトです。
また座面は傾斜があり、さらにU字の曲線を描いて太ももの当たりも柔らかくなっています。
マホガニーの木目が非常に上品で美しく気品のある佇まい。
背もたれにあたる部分はご覧のように装飾的な縁取りが施されています。
アームから脚にかけて挽物細工が施され、重厚感のある印象も受けます。
後ろ脚は体重がかかっても安心なように後ろへ広がっている構造です。
さて、重要な変形できる仕様についてですが
天板をまず最初に手前へパタっと倒して前へスライドさせることで、
テーブルへと姿を変えることができます。
背もたれの下側にあたる部分にも装飾が施され、
天板として見てもバランスの良い優れたデザインです。
普段はソファ用のコーヒーテーブルとして、
ご友人が来た時には一人がけのソファとして形を変えることも出来るので、
そういったシーンに合わせて広く使用できる魅力に溢れた逸品です。
欠かせない点としてやはりキャスターが付いていますので、
上記のような使用場面の変更に合わせて移動も容易になる点が嬉しいですね。
ヴィクトリアンコーナーシェルフ(IX009044)
Size: W670 mm D470 mm H1250 mm
英国の主に客間で使用シーンが多かった『What-not』とも呼ばれるシェルフです。
「あれもこれも」という意味で、様々な用途に合わせて自由に収納されていた背景から
そう呼ばれていると一説では言われています。
サーバーとしての食器などを一時的に預かる役割や、
ディスプレイ台としても使える幅の広さ。
シーンに応じて移動する必要があるため、こちらもまたキャスターが付いています。
ヴィクトリア時代のこのシェルフはなんといっても装飾が見事です。
非常に華奢なシルエットで、土台となる支えの挽物細工が美しく、
笠木にはシンプルながらも目を引く円形の装飾が施されています。
天板も当時の経年変化を受けたマホガニーの風合いが艷やかで美しく、
小さいながもお部屋の主役にふさわしいほど存在感があります。
台は下へいくにつれて広くなっており、
それにより生まれている段差が魅力のひとつです。
デッドスペースになりがちなコーナーに彩りを与えてくれます。
軽やかで存在感のあるコーナーシェルフは、
リビング以外でも寝室や玄関先など広く活躍することができます。
キャスター付の家具は大きい家具ほど便利そうですが、
小さい家具にも付いていると嬉しい側面が多くありましたね。
お部屋を彩る小物アイテムは他にも多数ございますので、
模様替えとしてアクセサリーをお探しの方はぜひロイズ・アンティークスへ
お立ち寄りください。
Size: W320 mm D320 mm H400 mm
Size: W150 mm D150 mm H270 mm
Size: W135 mm D135 mm H250 mm
Size: W160 mm D160 mm H305 mm
Size: W550 mm D30 mm H550 mm
Size: W270 mm H270 mm
皆さまのご来店心よりお待ちしております。
《ロイズ・アンティークス 福岡岩田屋》
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