Lloyd’s Antiques

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センスバイ ロイズ・アンティークス 新宿伊勢丹 2025.08.06

夏の思い出を閉じ込めて

     盛夏の候、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

今日ご紹介するのは、そんな魅力あふれる「ミュージックキャビネット」

「エドウォーディアンキャビネット」です。

この家具たちが辿ってきた歴史と、現代の暮らしに新たな息吹を吹き込むアイデアを探ってみましょう

 

音楽と共にあった時代の証

 

ミュージックキャビネットの歴史は18世紀まで遡ります。

当時のヨーロッパの上流階級の家庭では、

ピアノやヴァイオリンなどの楽器を演奏することが大切な娯楽でした。

客間には必ずピアノが置かれ、その傍らで家族やゲストが音楽を楽しみました。

ミュージックキャビネットは、まさにそのために作られた特別な家具です。

 

バラバラになりがちな楽譜をきちんと整理し、美しく収納するためのものとして重宝されました。

写真のキャビネットのように、上部がガラス扉になっているデザインは、

お気に入りの楽譜や装飾品を飾り、下の引き出しには

たくさんの楽譜を整理して収納するという機能的な役割も果たしていました。

 

 

現代の暮らしに息づくアンティーク

現代において、楽譜を収納する機会は少なくなりましたが、

このミュージックキャビネットは、その美しい佇まいから

様々な形で現代の暮らしに溶け込むことができます。

 

大切なコレクションのディスプレイや、ガラス扉の内部を活かして、

お気に入りの食器や小物を飾るディスプレイキャビネットとしていかがでしょうか。

また、書斎やリビングのアクセントに、引き出しには手紙や書類、文具を収納し、

デスクの横に置いて機能的な収納スペースとしても活躍してくれるでしょう。

 

時代を超えて受け継がれてきたこのキャビネットは、

見るたびに過ぎ去った時代へのロマンを感じさせてくれます。

この一つしかない物語を持つアンティーク家具を、

あなたの暮らしの新しい一員として迎えてみてはいかがでしょうか

 

 

 

続いてご紹介するのは、細く優雅な脚と繊細なガラスの格子が美しい「エドウォーディアンキャビネット」。

 

ただの家具ではなく、約100年以上前のイギリスの時代背景と、

当時の人々の暮らしが詰まった、まさに小さなタイムカプセルのような存在です。

 

「エドワード朝」の美学 

 

 このキャビネットの時代背景である「エドワード朝」は、

1901年から1910年までという短い期間でした。

ヴィクトリア女王の死後、エドワード7世が国王に即位したこの時代は、

ヴィクトリア朝の重厚で装飾過多なスタイルから脱却し、

より軽やかで洗練されたデザインへと移行しました。

 

時代の先駆けとも言える、そのデザインは現代の家具との相性も抜群です。

ヴィクトリア朝の家具が「重厚さ」を追求したのに対し、

エドワード朝の家具は「エレガンス」を重視しました。

 

写真のキャビネットにも見られる、華奢な脚や真鍮製の美しい取っ手、

そして細かく分割されたガラスの格子は、まさにこの時代を象徴するデザインです。

 

 

このキャビネットは、現代のライフスタイルにも馴染みながらも、

新しい風を吹かせてくれる存在となるでしょう。

 

リビングでは、大切な写真やオブジェを飾る「ディスプレイキャビネット」として。

玄関では、鍵や印鑑などの小物を収納するコンソールテーブルとして。

また、書斎では愛読書や文具を整理するサイドキャビネットとしても活躍します。

時を超えても色褪せないその美しさは、私たちの暮らしに

優雅さと特別な時間をもたらしてくれるでしょう

 

エドワード朝の職人たちが込めた想いを想像しながら、

あなただけの特別な空間に迎え入れてみてはいかがでしょうか。

 

【↓今回登場のアイテム↓】


エドウォーディアンディスプレイキャビネット

 


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