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ロイズ・アンティークス 福岡岩田屋 2023.06.28

名作に触れる【ERCOL】

1920年、イタリア出身の家具デザイナーである
Lucian Ercolani(ルシアン・アーコラーニ)が創業したERCOL社。

現存する老舗の家具メーカーであり、
ヴィンテージとしても根強い人気を持っています。

堅牢で加工が難しいとされていたエルム材の無垢板。
蒸気を活用した高い加工技術により、柔らかな曲線を描き出しています。
その作りの良さもERCOLの家具を語る上で外せないポイントです。

ロイズ・アンティークス 福岡岩田屋には、
現在多数のERCOLアイテムが入荷しています。
今回はそれぞれの魅力について、紹介していきます。

ERCOL アームチェア(IU003025)
Size: W740 mm D800 mm H810 mm / 625 mm / 430 mm

1920 年当時では先端技術であった「曲げ木」を用いて、
木材の曲げに強いという特徴を活かしながら
クオリティの高いデザインを実現しています。

裏側もこのようにデザイン性に文句のつけようが無いほど、
非常に洗練されたシルエットが魅力です。

英国の伝統的なウィンザースタイルのデザインを継承しながら、
新たな価値を求め、現代に通用するスタイリッシュなデザインを持っています。

ブルーのボタンバックのファブリックが魅力的なアームチェア。
座面下はウェービングバンドが張られており、
体を包み込む適度な柔らかさの掛け心地は、
時間を忘れてしまうほど優れています。


アームは前にいくにつれて高くなる緩やかな傾斜を持ち、
肘が当たる部分は程良く低めの高さが丁度よく、
また先端に高さがあるため立ち上がりの際はとても楽に起き上がれます。

デザイン性・実用性ともに高い次元で昇華された特別な一台、
ぜひご自宅にひとついかがでしょうか。


ERCOL サイドボード(IV005006)
Size: W1560 mm D440 mm H675 mm

エルム材の光沢があり流れるような杢目を存分に楽しむことができる、
重厚ながらも可愛らしいデザインのサイドボード。
1961年にERCOLウィンザーシリーズに導入された【 Model 455】と呼ばれるものです。


無垢のエルム材をこれでもかと贅沢に使用しており、
随所にその見所を確認することができます。


無垢板が反らないようおよそ幅100~150mmの間隔で継いでおり、
側面を見ると手間暇のかかることで有名なダブテイルジョイントが
細かい等間隔で見ることが出来ます。
単純にネジで固定をしない伝統的な意匠を感じることができるでしょう。


把手はこのシリーズ特有の、シンプルながらも目を引くデザインです。

左右の扉内部は2段のラック構造です。
棚板は5段階で高さを調整することが可能です。


中央の3つの引き出し。
1段目にはなんとスライド式のラックが入っています。
2層構造ということですが、トップは取り外せます。


カトラリー類を収納するためのスペースでしょう。
9つの溝に合わせて4つの板で間仕切りを作り、
自由な内寸に変えることが可能です。

2段目、3段目も奥行き深さともに十分な収納空間です。
中央底に支え棒があるため、ある程度重量があるものも安心して収納できます。

背面も非常に綺麗な状態のため、ディバイダーとしても活躍できます。

本体は無垢材のため重量がありますが、
キャスターが付いているため移動は容易です。


他にも、ダイニングチェアが2種類存在します。

ERCOLチェア クエーカー(IU003094)
Size: W420 mm D545 mm H950 mm / 420 mm

高い人気を持つクエーカーデザイン。
スッと上に伸びたハイバックのシルエットがなんとも特徴的ですね。

前述の通り高い人気を持つシリーズで、
現行プロダクトでも作られているデザインですが、

スポークの数や脚のデザインなど
ヴィンテージでしか見られない特徴があったりします。
5本のスポークはヴィンテージでしか出会えないのだとか・・・

掛け心地が良くなるよう、座刳りが施されています。
板座は長時間座るのに向いていない、と先入観をお持ちの方ほど、
ぜひ一度掛けて欲しいと願うほど優しい掛け心地です。


ハの字に開いた脚は、動きがあって個人的に好きなデザインです。

ERCOL チェア Xバック(IW003068)
Size: W420 mm D460 mm H800 mm / 420 mm

数あるデザインがある中でなかなか見かける機会が少ないのが、こちらのXバックチェア。
コレクター人気の高いシリーズだと言われています。

華奢で軽やかなデザインですが、
驚くほど安定感があり柔らかな掛け心地が特徴です。

入荷自体も少ないので、気になった方はぜひ店頭で掛け心地をご堪能ください。


今回は2種類での比較となりますが、
比べてみると驚くほど違いがありますね。

ERCOLが好きなあるお客様は
ダイニングテーブルにそれぞれ異なるデザインをつけて、
その日の気分に合わせて座るチェアを決めるそうです。

それぞれにキャラクターが強く出ているので、
集めたくなってしまう気持ちがよく分かりますね・・・

ERCOLが今回で気になった方は、
ぜひHPより たくさんの種類をお楽しみください。

ロイズ・アンティークス 福岡岩田屋には、
他にも魅力的なアイテムが多数展開されています。

インテリアをお探しの方はぜひお立ち寄りください!






インテリアに関するご相談など、
現在3Dコーディネートサービスも実施しておりますので、
下記メール・電話よりお気軽にお尋ねください。
 
《ロイズ・アンティークス 福岡岩田屋》

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