Lloyd’s Antiques

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ロイズ・アンティークス ウェアハウス 2025.06.11

印象的なライン。

先週の日曜日は「WAREHOUSE TOUR」が開催されました。

前々日にその準備を行っていた際に、印象的なラインを持つ商品が

眼に留まりましたので、今回はその商品のご案内です。

 

どちらの商品も、特に横からみた際にその特徴が

よく表れています。

それではご覧くださいませ。

 

Item ID:QH008101A KAI KRISTIANSEN ダイニングチェア Model,42

 

 

 

北欧の家具デザイナーの名前、と思い浮かべると真っ先に挙がって来る一人である

KAI KRISTIANSENが1956年に発表したの名作、No,42チェアです。

木部の素材はいくつかの種類が当時は作られていた様ですが

今回はチーク材のチェアが入荷しました。

 

少し広めの座面と座る人に沿って少し動く背部分が

非常に座り心地の良いチェアですが

こちらの一番の特徴は

 

 

「Zチェア」とも称されるアーム部分先端から斜めに落ちていく後脚のラインです。

その角度も念密な計算に基づいたものなのでしょう。

前後の脚を繋ぐ木部も、後ろに進むにつれて少しづつ太くなって

いる事、前脚に比べ、後脚が少しだけ内側に入っているのも

同様のものと思われます。

 

もう一つは英国アンティーク商品です。

 

 

Item ID:IY009100 ペーパーラックwithパイプケース

 

 

 

取っ手の付いた上部は閉じている前後を倒すと

マガジンラックとしてのスペースが発生します。

 

 

そして両サイドのつまみは引き出すとパイプラックと

収納スペースが現れます。

 

 

 

この商品も、側面のラインが印象的に写ります。

 

 

 

アルファベットの「A」の様なラインを持つ側面は

マガジンラック部分の使用しやすい高さと、開いた時の重心、そして

閉じて未使用時に収納する際のサイズを

考えた先に生まれた角度なのだと思います。

 

今回は、考え抜かれた先に生まれたであろう

印象的なラインを持つ商品のご紹介でしたが、他の商品にも

同じ様に印象的な箇所があるのも

アンティーク、ヴィンテージの魅力の一つなのではないかと思います。

 

 

ウェアハウスでは、修復前の商品もご覧いただけます。
もちろん、ご購入も可能です。
(お渡しは修復後になります) 


ロイズ・アンティークス ウェアハウス
神奈川県横浜市鶴見区駒岡2-15-32
Tel 045-633-1965
営業時間 11:00~17:00
(毎週土曜、日曜のみの営業となります。)
Mail warehouse@lloyds-antiques.com

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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