英国アンティークにおいて、度々入荷のあるホールチェア。

その名の通り、玄関ホールや、
廊下等に置かれ、空間の装飾的な意味合いも兼ねられた家具でもあります。

建物の「顔」とも言える重要な空間で使用されたホールチェアの多くは贅沢な作りが多く、
当時高級材とされていた木材が、
惜しげなく無垢材が用いられ、化粧板では感じられない豊かで奥深い質感を、
お楽しみ頂ける事でしょう。

今回ご紹介するこちらのホールチェアも、
そのような空間を彩るのに相応しい存在感の1脚。


ポラードオークと呼ばれるこちらの材は、
オーク材を刈り込む事で生まれる、
大変美しい杢目が最大の特徴。

ソリッドな雰囲気を残しながらも、
渦を巻きながらウォールナットのような「玉杢」を彷彿とさせるそのビジュアルは、
エレガントさと、どこか力強い風格を感じられる仕上がりです。

植物を象った背面の背もたれのモチーフは、
まるで絵画のようであり、
ブラックのラインが際立つアウトラインは、
より輪郭をはっきりと見せ、メリハリのある印象を与えます。



まさに英国の文化が育んだチェアと言える一脚ですが、
サイズは小振りで、現代の日本の住環境にもマッチし、
アンティークの要素を取り入れ易いアイテムとも言えるでしょう。


フラットな座面は、植物や、アートフレーム、
その他インテリアアクセサリーを飾るのに適しており、玄関先のみならず、
リビングスペースでディスプレイテーブルとして使用するもの良いかもしれませんね。

アンティークは、「家具」という枠を越え、
私達の生活を豊かにしてくれる要素が沢山詰まっております。

日常のキーになるアンティーク家具を、
取り入れてみては如何でしょうか。