Lloyd’s Antiques

Journal

センスバイ ロイズ・アンティークス 新宿伊勢丹 2024.02.13

デザイナーズインテリアの虜になる

インテリアデザインの変遷。

ヴィクトリアン時代の華美な装飾が流行した時代から、

より直線的な装飾が増えてきたアール・ヌーヴォーやアールデコ時代を経て、

モダン家具の時代へ。

 

長い年月を経てインテリアのデザインは、

高い装飾性を誇るデザインから

より快適に使用できるシンプルなデザインへと

変化を遂げてきました。


時代背景や、生活の変化に合わせて

より心地よく快適に過ごせるものを求めインテリア設計に注力した結果、

多くの人を虜にさせたのがデザイナーズインテリアなのです。

今回は、北欧モダン家具を代表する

3名のデザインインテリアをご紹介いたします。



デンマークを代表する建築家・デザイナーであるFinn Juhl (フィン・ユール)。

1955年デザインされたこちらのサイドボードは、One collection/House of Finn Juhl社によって作製された一台です。

独特の発想と優れた造形感覚で独自の世界感を作り上げ、世界にデンマーク家具を知らしめたフィン・ユール。

その形態とディテールの美しさから、「家具の彫刻家」と呼ばれており、彼の作品は世界中のデンマーク大使館やミュージアムの収蔵品となっています。



こちらのサイドボードは木とスチールとの組み合わせや、色付きのスライドドア・トレイなど、現代においても非常にモダンな印象を与えます。

ブルーのグラデーションが美しいトレイの配色は、フィン・ユールが色彩理論家ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの色相環からインスピレーションを受けてデザインしました。



こちらのソファーは、デンマークの建築家である

Illum Wikkelso(イルム・ウィッケルソー)によって制作されました。

素材への深い理解と細部へのこだわりを持ち、「家具は接しては身体を抱き締めるようであり、離れては目を楽しませるために作られるべきだ」というコンセプトのもと、繊細な彫刻のような家具をデザインしました。

近年絶大な人気を集めているのが、北欧のモダンスタイルインテリア。

無駄のないシンプルなデザインに魅了され、使っていくうちにその快適さに気が付きます。



ボリューム感のある4人掛けのソファですが、

不思議と圧迫感無く空間を広々と伸びやかに演出してくれるのは、

建築家である彼の空間デザインへのこだわりが感じられます。


 

ARNE JACOBSEN スワンソファ Model.3321(IY008917


Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)によってデザインされた

Fritz Hansen社製のModel.FH3321 スワンソファ。

1958年にコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされました。

線のみで構成される革新的なデザインとフォルムは、

有機的でやわらかな印象を与えます。

白鳥の羽を思わせる左右のアームが特徴のスワンソファは、

椅子に包み込まれるような優しい座り心地で

しっかりと身体にフィットしてくれます。

レザーは表裏それぞれ1枚の大きな牛革を使用し、手縫いで丁寧に作られ、

接ぎ目が無いが故の美しいフォルムが実現されています。


また、対してアルミ製の直線的なシャープな脚が

デザインのコントラストの面白さとしてプラスされており、

張り地は経年変化による良い色艶、

味わいが増したオリジナルレザーとなります。



 「デザイン―ズインテリアの虜になる」

インテリアの名作たちが御覧頂ける機会となっております。

ぜひ店頭にてご来店をお待ちしております。


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