英国アンティーク家具には、様々なスタイルがあります。
そのスタイルによりデザインが多種にわたるのが大きな魅力の一つであると思いますが
今回はその中で、特に脚部分に多く見られる
「ツイスト」についてのご案内です。
正式には「バーリーシュガーツイスト(Barley Sugar Twist)」と呼ばれています。
「ねじり飴」の形状をモチーフとしたという事からその名が付いたこの様なデザインは
木材を削る際に、刃を左右にスライドさせる技術が確立された事で
生み出され、17世紀後半から大きく流行した様です。
さまざまな家具の、主に脚部分によく見られるツイストデザインは
その太さ、ツイスト具合により
「ツイスト・ターン」「バーリーツイスト」など、名称も
いくつかに明確に分かれているくらいに、デザインとして確立された状態です。
また、木製品だけではなく、この様な真鍮ボディの
照明アイテムにもそのデザインは取り入れられています。
それでは最後に、こちらの商品を御覧ください。
Item ID:QG001052 ヴィクトリアンサイドテーブル
1880年代 英国(推定)
ツイストデザインにおいて代表的な「バーリーシュガーターン」と呼ばれる
デザインでありますが、下に行くにつれて
ほんの少しだけ太くなる、というあまりお目にかかれない形状です。
更に、ほとんどのツイストデザインの家具は「オーク材」であるのに対して
この商品は「ウォルナット材」という極めて稀な商品です。
という事で、今回は「ツイスト」のお話でした。
神奈川県横浜市鶴見区駒岡2-15-32
Tel 045-633-1965
営業時間 11:00~17:00
(毎週土曜、日曜のみの営業となります。)
Mail warehouse@lloyds-antiques.com