ヴィンテージ家具の魅力のひとつには
現代品にはあまり見られない芸術性の高さが挙げられますが、
本日ご紹介するテーブルもまさにその一つ。
ブルーベースの美しい配色が目を引くラウンドテーブル。
天板には4羽の可愛らしい鳥が描かれています。
こちらのテーブルを生み出したポール・カウヴィスは
デンマークの家具デザイナーで、
様々な家具を世に送り出しました。
馬具職人の経歴を持つ彼は
次第に工業デザインに目覚め1945年に会社を設立します。
アルミフレームを採用したこのテーブルは
直径118cmのラウンド型で
4人でゆったりお使い頂けるサイズ感。
インパクトのある天板なので、
チェアは少し軽やかなものを合わせると
重々しくなりにくくおすすめです。
今回は淡く優しい水色の生地で張り替えられた
イタリアのチェアをセッティングしました。
黒塗りのフレームとのコントラストが心地よく、
それぞれ素材は異なりますが、
テーブルとも上手くマッチしてくれます。
今回は照明も少し控えめに。
ラウンドテーブルが持つ角がなく柔らかい印象を合わせて
球体が螺旋状に連なるデザインの照明をセレクトしました。
乳白色のシェードに入れられたシルバーの細いラインは
テーブルのアルミフレームともリンクするような印象です。
壁に飾られた沢山のフレームはフランスのアドバタイジング。
1900年代初期から半ばにかけて、
パリのファッション誌を彩った広告たちです。
クラシックなアートが引き立てあう一枚から、
色使いが美しいものまで、
自ずと壁全体に一つのムードが生まれます。
様々な芸術のかたちが存在する現代、
インテリアからも感じてみてはいかがでしょうか。
《ロイズ・アンティークス 青山》
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