深海のように美しい色合いのタイルが印象的なデンマーク製のコーヒーテーブルです。タイル表面に独特の表情をもたらすのは釉薬による違いからくるもで、これはタイルを焼く前に表面に塗るガラス質を指しています。こちらのヴィンテージタイルは窯変釉に分類され、炎の温度や性質釉の物質などにより、予期しない釉色によって変化されて生まれたキャラクターのものです。不規則であり、色すべて異なることから、唯一無二の独特の風合いを感じることができます。収めるテーブルは程よく経年変色した赤褐色に黒の荒々しい木目が印象的なローズウッド材。デンマークでは1950年～70年代にかけてこのようなタイル × ローズウッドのコンビテーブルが多く作られましたが、素材それぞれに個性があることで同じ製品でも違った物に見えるのも時代背景を感じる良きポイントといえるでしょう。