Lloyd’s Antiques

Journal

ロイズ・アンティークス 青山 2024.02.07

Designer's chair

昨今でも注目度の高いデザイナーズチェア
本日はそんなデザイナーズチェアを2脚ご紹介致します。
 
 
 
まず1脚目はデンマークの巨匠、
Borge Mogensenによるデザインのモデル3242をご紹介致します。
 
 
このモデルはC.M.Madsen社、Fredericia Stolefabrik社に
デザイン提供されましたが、この2社の間でもアームのデザインが違ったりと
少し特殊なモデルです。
 
 
こちらはC.M.Madsen社製で、アームが
スパニッシュチェアに似たデザインになっています。
 
 
角ばったフレームにフロントから見ると
ややY字になっている束がアクセントになっています。
シンプルながら随所にデザイナーのこだわりが垣間見える1脚です。
 
 
 
続いて2脚目は、Peter Hvidt & Orla Migaard Nielsenによる
モデルAX6060をご紹介致します。
 
 
こちらのモデルはFritz Hansen社製のチェアで
プライウッドの曲げ木が非常に美しいチェアとなっています。
 
 
流線型のフレームは先程のMogensenのチェアとは対称的で
柔らかな雰囲気を演出しています。
 
 
レザーとフレームの相性も非常に良く、
そのデザイン性からひときわ目を引くチェアです。
 
 
イタリアのデザイナー、Enzo Mariは、「デザインは思想によって生まれる」
という言葉を残しています。
 
それぞれのプロダクトはどのような思想から生まれたのか、
そんなことからデザイナーズプロダクトを
探してみるのも面白いかもしれませんね。
 
 
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